皮膚科の医師に聞いてもスキンケアサイトをハシゴしてもスキンケアで最も大切なのは洗顔とのことだ。
洗顔の目的は顔の皮膚表面から出た老廃物と、一日の生活で付着した汚れを洗い流すことが目的だ。
たかが洗顔と侮るなかれ、適当な洗顔を行っているとその積み重ねが将来、シミや老化を早めていくのだ。 ここでのスキンケアについての記述は、肌の正常化を目的としているが、同じく洗顔を怠ると短期的に見てもシェービングの妨げとなるニキビや肌の再生能力の低下を招くので他人事ではない。モデルや女優さんのような美肌を追求するようなサイトではないが、せめて基本的な洗顔とはどういったものかを考えて行きたい。
私自身も長らく誤解していたのだが、洗顔とは水を手のひらですくってゴシゴシやるものではないのだそうだ。ゴシゴシやると皮膚の再生を司る角質層が損傷するらしい。 では、シェービングを行う時に色々触ってしまうこと自体マズイということになる。これは実際事実らしい。 だからこそ、男性のスキンケアは必須といえる。女性よりも傷がつきやすい生活を余儀なくされているからだ。損傷を最低限に抑える処置がぜひとも必要になる。
【洗顔法】
動画のように泡を顔に塗り、その泡で持って皮膚の表面をなでつけ汚れを吸収させて洗い流すのが正しい洗顔方法のようだ。手のひらを皮膚に直接触れさせないように洗顔を行うのが昨今の洗顔方法のようだ。
100円ショップで上記のような洗顔ネットが売られている。これを使って泡を作成する。
上記の方法で夜は洗顔を行う。
ここで注意したいのは、朝は水だけで洗顔するということ。
顔の皮膚表面には皮膚を健康に保つための適度な油分が必要であり、必要な細菌も存在する。
1日2回とも石鹸類による洗浄を行うと皮膚にとって必要な要素までもが洗い流されるために逆効果となってしまう。
水だけで顔を洗う場合も同じく、皮膚表面を擦ったりせず、すくいとった水で顔表面に浸し、僅かなぬめりを取るだけで良い。こするのは厳禁である。
【洗顔料】
大多数の洗顔フォームと言われるチューブ型洗顔料には界面活性剤が含まれている。洗い上がりがさっぱりするからだ。界面活性剤とは食器洗剤にも含まれており、油分を分解する力が強力で、洗顔フォームを使用すればするほど皮膚の必要な油分や細菌までもが洗い流されてしまう。
ただ、洗顔後はスッキリするのできれいになった感覚は使用しない場合と比べて体感できる。
そのような使用後のすっきり感を優先した結果、現在は殆どの洗顔フォームに界面活性剤が含まれている。ただこれは肌の為を考えるとやりすぎである。
ではどんな洗顔料を使用すればよいか?
ネットで検索すると色々な商品が発売され、価格も色々、消耗品にも関わらず何千円もする高級洗顔料まである。説明を読んだだけではどれが良いか判別がつかない。
それでも私自身は出来得る限り購入して試してみたが、別に値段が高いから劇的に変化するものでもなかった。理屈で考えれば当然で、洗顔料に求められるのは「適度な洗浄力」なので、そこまでの機能は必要ないのである。保湿や整肌は化粧水や乳液の仕事だからである。
ロゼット洗顔パスタ アクネクリア 120g ヨドバシ・ドット・コムで411円
洗顔フォームの形状をしているが液状化されたペーストになっていて成分的には石鹸に近い。
ミクロン単位の粉末に汚れを吸着させて汚れを取り除く。泡立ちもまずまずで使いやすい。また、ドラッグストアでも置いてある店舗が多く、入手性も良い。
ロゼット洗顔パスタ ジャータイプ 90g 普通肌用 ヨドバシ・ドット・コムで399円
フタを開けると中央部に穴が空いていて周りを押すとペーストが絞り出されてくるタイプ。
こちらも同じくミクロン単位の粉末が適度に汚れを取り除く。
偶然にもロゼットの製品ばかりを紹介したが、界面活性剤が入っていなければどこの製品でも良い。
総じて石鹸タイプの洗顔料、昔から馴染みのあるブランドなら界面活性剤は入っていない。例えば花王の牛乳石鹸の青箱などが挙げられる。
【洗顔後】
洗顔後は何らかの保湿処理を行っていただきたい。そのままでは必要な皮脂や水分などが減少している状態だからだ。忙しい朝はオールインワンジェルが手早く済むと思うが、化粧水+乳液、クリームを試用される方もいるだろう。そのあたりは皮膚の様子を観察しつつ行ってほしい。夏と冬とでは大気中の湿度が倍近く違うので保湿の方法も変わってくる。このあたりも調整が必要だ。
【あとがき】
人間の皮膚には復元力がある。切り傷がいつの間にか治癒するように、皮膚の状態を元に戻す力もある。
スキンケアはその復元を助けるか、邪魔しない形で行うのが効率が良い。
洗顔にしても何もかも洗い流す必要はなく、汚れすぎた分だけ落とせば良い。後は自分の復元力に任せれば適当なところまで回復してくれる。
そのため食事やサプリで復元の素材を補充し、保湿によって復元環境をととのえてやるのだ。
過ぎたるは及ばざるが如し、やりすぎは却って逆効果となる。
ここに書いてあるのは皮膚を通常の状態まで持っていくスキンケアで、人並み以上の美肌や肌質を追求するものではない。あくまで、シェービングに支障のない肌を目指すことが目的だ。
それ以上のスキンケアを目指しておられる諸兄にはここでのコメントは不足かもしれないが、本サイトの目的を鑑みてご了承いただきたい。
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