最初のレビュー記事がいきなりビンテージ物と言うのも私なりの先人の方々に向けてのリスペクトと思っていただきたい。
1954から1966年まで生産されたこのシリーズ、カートリッジ式ホルダー誕生前の一般的にひげ剃りと言えば両刃カミソリを指す時代のスタンダードモデル。5ドル程度で販売されてたと読んだ気がする。
生産終了から50年を経た今でもこの本製品のコピーと思しき製品を見る事ができる。オークションサイトで安く入手出来るのでビンテージ物とはどんなものか?と軽い気持ちで入手したのだがその洗練された使い心地に正直驚いた。この時代は両刃カミソリ真っ盛りでクラッシックシェービングファンでなくともこれで髭を剃るしかない時代、少しでも手早く剃り終えたいと考える人も少なくなかったはず。
完璧なシェービングでなくとも一日大丈夫な位には髭が剃れて手早く剃ることができる。これがSupetspeedの売りで全体的に軽量、ショート気味のハンドル、ヘッドにもハンドルにもウェイトが偏っていなく軽快な取り回しができる。マイルド系の剃れ味なので、ある程度スピードを上げてストロークしても皮膚へのダメージが少ない。また、ヘッドは観音開きで刃を交換するTTO式なので清掃も素早くできる。
正に忙しい朝に使うのに持って来いの構造。既にこの時代に両刃カミソリは完成形に至っていたのかと驚くばかりである。
両刃カミソリのビンテージは大量生産されたアイテムのため、今でも安価で入手可能だ。現行品に多大な影響を与えたこのモデル、持っていて後悔はしないはず。
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