の続き記事です。
私は歴史に全く興味がありません。
なのに、この戦国時代の小説を手に取ったのは、以下の経緯がありました。
まず、根も葉もないことなのですが、
母方の ひい祖母が村上水軍の血を引いていると言っていたとチラっと聞いたこと。笑
はい、根も葉もありません。確認もしていませんが、それが興味の芽です。
そして、2014の本屋大賞に選ばれ、内容があちらこちらで取り上げられていたので、簡単な物語の内容は知っていました。
悍婦で醜女だけど、当時の大阪の美の基準は違ってたので、大阪に行ったらモテた。
なかなか読んだ事のない内容だなー、と、そこで話に興味を持ちました。
こんな流れでこの本に行き着きました。
いざ本を開いて、数十ページは歴史背景の説明に加え、主人公の景(キョウ)が出てこず。
2、3ページは頑張ったのですが、歴史に興味がないもので、思い切って飛ばしました。
かなり邪道な読み方をしてしまいました。
ただ、飛ばしても、景が出てくる箇所だけ拾っていけば、楽しく読めました。
上下巻合わせて千ページ弱の、読んだのは半分くらいでしょうか。
景の歴史背景は併せて読みましたが、どこにあるかも知らない珍しい歴史の書物からの引用が多く、作者の勉強っぷりにとても感動しました。
下巻の最後記載の主要参考文献もなんと78冊。
歴史小説って、莫大な労力で作られてるなあ、と感に入るばかりでした。
参考文献の1冊に興味が出たので、また読んでみたいと思います。
これで歴史に興味が出たら、次回は全部読破できるように読み返したいです。
ストーリーを追うだけでなく、こういった史実もあるんだよ、と勉強になる歴史小説。
また、他の作者が書いたものでも、史実に基づいていれば、パズルのピースのように壮大な繋がりがあるという面白さがある。
そして、ドライブで行ける所に舞台があるということ。 行ったところで、目に見える景色と、目に見えない過去について思いを馳せれるということ。
歴史の面白さが体感できたかもしれない一冊になりました。
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