私は平成生まれで、生まれてきたらすでに平成でした。
小渕首相が平成の墨書を掲げるのを、過去のものとして写真や映像で見るばかり。
元号が変わるのは人生で初めてです。
今日は、久しぶりに訪れた人生初めてにワクワクしながらテレビをつけました。
菅官房長官が持っていた墨書は「令和」。
シンプルで書きやすい二文字が、アップル社のデザインのようだと思いました。
すらりとしたデザイン。機能的でムダのない凜とした出で立ち。
私が思うに、これからもそんな方針で物事が進んでいく時代ではないでしょうか。
その後テレビでは、
ゴールデンボンバーが早速令和の曲をつくり、
高千穂ではお祝いの会が開かれ、
福山市の企業が発表から二分弱で令和グッズを作っている様子が流れました。
(福山市は鞆の浦という観光地がある市です)
SNSが発達しそれぞれの人が個々の好みを見つけ、
ブームのような共通の話題の濃度が薄まっている昨今。
日本人なら誰でも知っている共通の話題ができた今日は、
ブームに踊らされて育ってきた平成の人間としては、
少し懐かしいような嬉しいような気分になりました。