佐野美術館で”琳派”京へのあこがれ、細見美術館コレクション展を観た。「琳派」は江戸初期、京都に生まれた美術の大流派で古典文学や四季折々の草花を題材とし、創始者俵屋宗達は扇や料紙、屏風、襖など、調度としての絵画を手がけ、「俵屋」と称する絵屋を経営し制作にあたったと言う事。…勉強しました。後にかの尾形光琳が継ぎ、こうした植物を装飾モチーフとして多用したアールヌーボーに影響を与えたと言われているそうです。これは驚きですね。「芥子芙蓉桔梗花卉図画帖」は12ヶ月の草花を一図ずつ描いた画帖で西洋のボタニカルアート風。「四季草花図屏風」は62種もの草花、南天、水仙、菊、薄、萩、けいとう、紫陽花、菖蒲、撫子、牡丹とまさに百花繚乱、見事でした。