Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

ヒマラヤ桜

2007-10-26 15:05:04 | 日記
熱海の製本教室でご一緒のMさんは書家であり、画家です。先日の県展で日本画で奨励賞を受けられた。大胆に真中に桜の花が数輪、手前とバックの黒く滲んでいる所には西行法師の「山家集」から花の句、”願わくは花の下にて春死なん、その如月のもちつきの頃”など数種仮名で書き込んである。絵とかな文字を組合わせる、この発想がさすがプロです。柔らかな色で一見華やかさがあります。しかし…
桜の絵を描きたいという気持ちが高まりずっと考えていたそうですが、お母様を亡くされ深い悲しみに暮れた時、この絵が出来上がったと言う事です。この桜はヒマラヤ桜と言ってネパールのバイレンドラ国王が皇太子時代、1968年親善で伊東サボテン公園に来られた時、熱海では梅園の梅の種を贈り、後にヒマラヤ桜の種を送って貰った。一重の大型ピンクで12月には開花する。日本の山桜の原種でネパールやインド北部、ビルマの密林に自生していると言う事。6年ほど後、幻のように咲き出し、今は熱海高校の傍で見られるそうです。