有楽町の朝日ホールで白石加代子の「百物語」の語りを聴いた。数年前彼女の源氏物語、数編を聴いたが、その後の取り組みが百の話を語ると言うものらしい。もう90話になったそうです。浅田次郎の「うらぼんえ」と阿刀田高の「干魚と漏電」の一夜です。笑ったり泣いたり、そして怖くてゾッとしたり、話に引き込まれ我を忘れる一時間半でした。「うらぼんえ」は怖い中にも浅田次郎独特の優しさ、情が滲み出ていて深い余韻を残す話です。それを一人舞台(舞台装置は椅子一つ)で伝えた白石加代子の力量はすごいと思った。
ローラ・アシュレイのワンピースを着て可愛いおばあさんを演じる「干魚と漏電」、可笑しくて可笑しくてやがて怖~い結末。活字を追って想像を広げるも良いが、白石加代子の女優としての解釈もプラスαが愉しめて、それ以上のものを感じる事が出来ると思ったのでした。
ローラ・アシュレイのワンピースを着て可愛いおばあさんを演じる「干魚と漏電」、可笑しくて可笑しくてやがて怖~い結末。活字を追って想像を広げるも良いが、白石加代子の女優としての解釈もプラスαが愉しめて、それ以上のものを感じる事が出来ると思ったのでした。