ついにこの夜輪番停電がありました。震災被害地の皆さんのことを思えば何と言う事もないのですが、経験が幼い頃の大戦時と重なり、初めの一時間は重いものでした。外を見れば真っ暗、家並みが死んでいるよう。しかしご覧下さいこの蝋燭、イギリスの中世の復刻品。斜めに流れている装飾はヴィクトリア時代のデザインで1882年頃のものだそうです。真ちゅう製のキャンドル・スティックも同じ時代のもの。やはり本家の蝋燭、炎が軟らかく美しい。8時間もつと書いてある。停電も一時間過ぎると暗闇に眼も慣れて、この蝋燭の雰囲気を愉しめる(ごめんなさい)気持ちになりました。