N大留学生への”和とじ”ワークショップのあとY先生にロシアのホフロマ塗りのお菓子入れを頂いた。Y先生はゼミでロシアの大学と交流をしている。特に福島原発事故の後、チェルノブイリに学び学生たちは意見交換を密にしているそう。2010年5月、私がロシアへ行った時、日本の漆塗りのようなこのホフロマ塗りの漆器を見たが、少々お高くスプーン一本だけ買ってきた。このホフロマ塗りは17~18世紀頃ホフロマと言う村で作られたのが発祥で、木工細工に主に木の実や草花を手書きし、アルミの粉末の銀色地に熱した亜麻油を塗リ100℃の温度を加えると金色に変わると言う。最後に全体に漆を塗る。全て手作りですから二つと同じ物はないそうです。それにしてもこのロシア的色彩、雰囲気には圧倒される。ロシアの家庭では日常に使い金色は永く変わらないと言うのですから…。