超技巧のヴァイオリニストであり作曲家、その演奏は情熱的で凄いと思っていたが、プライベートでは恋愛と賭博に明け暮れ、金銭的にはシビアであった。5歳からヴァイオリンを弾き始め身体が弱く不遇であった。しかし彼の指は生来長く軟らかくそこから超技巧は生まれたのではと。シューベルトはパガニーニがウイーンに来た時、家財道具を売り払って高いチケットを買い、天子の演奏と言って賞賛したと言う。映画はドイツ人のヴァイオリニスト、デイヴィット・ギャレットが素晴らしく、エネルギッシュで魅了させられた。32歳の若いそのテクニックは”超”であるとおもう。初めて彼を知ったがもっと演奏を聴きたかった。ギャレットの演奏が突出してパガニーニの物語は影を潜めて、どちらも中途半端で物足りない。早速、アマゾンでデイヴィット・ギャレットのCDを…。ロックも弾いているらしく迷ったがまずクラシックでしょ。でも輸入版10日程お待ちを…と言う事。今年来日しコンサートを開いているのですね。何でも遅い、わ・た・し。