ゴンドラで数分、サルファー山の展望台からは360度の壮大な眺めが広がっています。バンフの街が一望でき街の近くまで山が迫っているのが解る。南北にあるカスケード山、スプリングス・ホテルの裏側に聳えているランドル山は共に3000m級の山で氷河を抱いている。街中を流れているのはボウ川。帰国して思った事はやはりカナダの山の勇壮なこと、日本とはスケールが違うと言う事です。
昨夜ディナーを頂いた食堂です。朝食をとる時よく眺めると天井は低く開拓時代の雰囲気です。このホテルは建築当時はすべて木造だったそうですが、1926年火災に合い全焼した。現在の建物は1928年に完成したがその後増築継ぎ足しの建築になったとホテルの歴史にあります。
今、流行の熟成牛のローストビーフです。熟成肉は初めて頂いたのでどこがどう違う味なのか解らない。我が郷土の”あしたか牛”は脂は甘く適当にありお肉の味は上品で柔らかい。でもね、この大らかな、いい加減な味が大陸カナダの味かもしれない。元気なウェイトレスがホースラディシュをサーブしたが、やはりロースト・ビーフが美味しくなる。
格式のあるホテルですから少しお洒落をして…ですがぎゅうぎゅう詰めのテーブルセッテングでテーブル・クロスもない。やはり伝統、格式を重んじるヨーロッパとはちょっと違う。メインはアルバータ牛と聞いていたので赤ワインをオーダーしようと思っていたら、グラスワインで20カナダ$ですって!2000円少々。ヨーロッパではワインはジュースの類と同じぐらいなのに…。8カナダ$のトラディショナルビールにしました。スープは人参とココナツのスープ、爽やかだが滋養(おばあさんの言い方)がありそうで疲れた胃を優しく慰めてくれた。