お好み夜話-Ver2

3年ぶりのプチ改装

店内の席数を減らし、2階席を使わないようになったのは、新型コロナウイルスなどというものがこの世に出てくるもっと前、2019年の1月のこと。

前年の2018年に緊急入院してからどんどん体調が悪くなり、我が腎臓ちゃんはアレヨアレヨという間に悪化して、入院・手術を繰り返し、とうとう身体障害者になって人工透析をすることになってしまった。

オヤジが戦力外通告でいなくなるので、店はかあちゃん一人で切り盛りするしかなく、なんとか一人でもできるようにとメニューを作りなおし、カウンターだけの営業にすることにしたのだった。

まあそれまで足しげくきてくれた何人かの人は、健康の切れ目が縁の切れ目とばかりに遠ざかってしまったし、カウンターだけならなんとかなるだろうと、ダメな体にムチ打ってかあちゃんと一緒にテーブルを片付けて棚を作ったのだ。

キンミヤや梅酒などをお客さんがセルフで注ぐように、かあちゃんの一手間が省けるようにしたつもりだったが、逆に面倒くさいと嫌がる人もいたりして、あんまりうまくいかなかった。


その後オヤジが順調に❓透析をしだしてなんとか体がマシになり店に常駐するようになって、セルフはやめて本格焼酎をまたぞろ増やしだしたが、この先移植手術もあるし、万が一のことも考えて席を元に戻すことはしなかった。

そうこうしているうちに、コロナだっ!(◎_◎;)

まあさ、ウチみたいなチンケな店が協力金もらってホクホクだと勘ぐる人もいようが、なんせコロナの前から手術・入退院でボロボロ息も絶え絶えだから、家賃保証金なんて対象外だもんね( ̄^ ̄)ゞ

持ち出し持ち出しだから、とっとと協力金でもなんでももらわなきゃじり貧だぜよ。


まあ昨年は散々翻弄されちゃって、今年ももうすぐ4月だというのになんの希望もないが、移植後オヤジの体は順調に回復して体力も戻りつつあり、どっこも出かけられないし外で誰かと会うなんてこともないけれど、親子3人それほど不幸じゃない。

世の中にはもっともっと大変で苦しい人がいるし、いま生きて食べていられるということは幸せだよね。


緊急事態宣言が解除されたから、というよりオヤジの体力が増して焼酎が増えた、ということで、思い切ってプチ改装してみた。

2019年、テメェの体の緊急事態で慌てふためいて席をつぶしてカウンターだけにしてしまったが、そろそろなんとかしたほうがいいと思い至ったのだ。

しかし、体はだいぶマシになったものの頭のキレは悪くなったのか、間際まで段取りがたてられず出たとこ勝負のプチ改装になった。

電動ドライバーも使ったものの手回しでネジをもんだり外したりしなけりゃならず、ノコギリも3年ぶりでギーコギーコして息を切らし、まだまだ体力は甘いと思い知った。

だがなんとかうまいこと棚を直し、二人席を元に戻して、けっこうみられるようになったかな。

ちゃんとレイアウトすると52銘柄の焼酎は多いやね😄


今後も時短営業はするものの、あとはメニューを直してやめていたものを再開して、新しいメニューもはじめてまた一から出直しって感じだ。

まあ息も絶え絶えだが、今のところなんとか5月に24年目を迎えられそうだ。

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