お好み夜話-Ver2

祭りの準備、完了

水曜日午後3時、出来た

この6日間毎晩ずっと朝4時ごろまで、シコシコ作業をしてすっかり寝不足になってしまったが、やっと完成した「東京マラソン」の衣装が。

眠くて眠くてあくびばかり出るが、最終チェックで身につけて試走しなければならないので、大きな袋に詰め込んでかあちゃんと共に土手に向かった。

オヤジは本番どおりにすべて着替えるところからはじめるつもりだったが、かあちゃんは衣装を身に付けてダウンを羽織っただけで家を出た。

土手までの道すがら、近所のおじさんおばさんから好奇の目で見られる。

無理もない、かあちゃんの衣装はミニスカートで白タイツなので、後ろ姿を見れば場違いな風俗嬢みたいに見えでしまうのだ。


土手に上って、遠くにスカイツリーが見えるところで頭をつけてまず1枚。


年甲斐もなく「ソラカラちゃん」だ。

さいしょはスカートはもっと短く、パンツが丸見えのワカメちゃん状態だったので、それはどうよってことで丈を10センチほど長くしたのだった。

こんな格好で土手を走ったりしてると、散歩のおじさんおばさんがまたまた何事かと足を止めたりして、その中のひとりのおじさんが振り向いたかあちゃんを見て

「なんだ、ババアかっ」

なんてことを漏らす。


そういうことにお構いなしに、オヤジは服を脱いで変身した。


そう、言わずと知れた「カネゴン」だ。

去年の「東京マラソン」でやたら頭のでかい「カネゴン」がいたが、途中で脱いだらしくゴール手前で再び着るという中途半端なことをやらかしたのを見て、ようし、それなら完璧な「カネゴン」で走りきってやるとおバカな対抗心を抱いてしまったのだった。


まずは軽く走ってみるが、視界良好。

やや頭は重いものの、ウルトラマンほどの閉塞感はないのでまあ快適だ。

だがペースを上げて走ってみると、振り上げた足が尻尾に当たるということがわかった。

でもこれは、かあちゃんのペースならなんとかなるだろう。

そのほか気になったところは、家に帰って補修すればだ。

集まってきてしまったギャラリーのひとりのおじさんに、ふたり揃って写メを撮ってもらう。


ほんの30分ほど動きまわっただけで汗ばむ。

朝から何も食べていないので腹ペコだ。

小僧の頭をまるかじり。





木曜日、朝イチで東京ビッグサイトで今日から開かれる「東京マラソンEXPO」へ、ナンバーカードの引き換えに行った。

テープカットの後、ゲートで身分証確認してスタンプを引換証におしてもらいゼッケンをもらう。

かあちゃんはちゃっかり、NHKラジオのインタビューに応えている。

「EXPO」ではランナー特典の色々なグッズを貰ったり、写真をとったりしてすっかり長い時間を過ごしてしまった。



早々とFINISH。

かあちゃんの目標タイム。

このタイムでFINISHできるよう、しっかり「カネゴン」がついて行きます。

だが、「カネゴン」の写メを見せた人たちからは、死なないようになんて言われてしまう



これで祭りの準備はととのった。

あとは寝不足と背中や腰のバリバリが、どこまで解消されるかだ。

かあちゃんはすでにドキドキが始まっていて、いつにましてそそっかしい。

今日明日はゆっくりして、疲れを残さないようにしたい。

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