もしもの時は・・・

昨夜、熊本に津波情報が出た。

テレビの特番では天草が映り、本渡港に津波が到達などの情報が流れた。

ハラハラしながら津波警報が解除されるまでテレビを見ていたが、かあちゃんの実家は本渡港にも近く、大門港もすぐそばなので、義兄やばあちゃんは避難したのかどうか気がかりだった。


今朝天草と連絡が取れ、昨夜は警報が出てから義兄がすぐばあちゃんを起こしたら、
「もう朝かいや ? 」
と状況をまるで把握していない様子で、だいぶ認知症がすすんできてしまったようだとのこと。

津波はテレビで言っているほどではなくすぐに収まったらしく、それでも高台に避難する人は多くいたようだ。

しかし常のばあちゃんならくどいくらいにかあちゃんへ連絡をよこすハズなのに、いよいよちょっと悲しいことになってしまったか⁉️

明るくなってから酷い状況が画面に映し出され、熊本市内の義姉と姪は市役所へ避難したとわかり、とりあえずの無事は確認できた。

物流は麻痺しているので個人ではいかようにもならず、とにかくこの状況をのり切って欲しいと願うばかり。

だが、ばあちゃんや、つい先ごろ入院した伯母にもしものことがあったら、どうやって天草へ行くかを考えておかなければならない。

熊本空港が使えないから、福岡から天草空港へ飛ぶのが一番だが、もし天草空港が機能しなくなったら長崎から船で、長崎もダメだったら遠回りでも鹿児島から長島を経てフェリーで、それもだめだったらもうしばらくは諦めるしかない。

はぁ、あらためて遠いなぁ天草は・・・。


昨年の「熊本城マラソン」で上ったばかりの熊本城の酷い光景、姪を連れて車で回った阿蘇の一帯、思い出の地の無残な光景をテレビで見ながら飯を食っている我らは、所詮他人ごとなのか・・・。

能天気なCMばかりが流れる民放の特番にイラっとしながら、お茶をすする我らの厚顔・・・。

無力感を笑う日常、気に病んでも詮無いことと、明日の「かすみがうらマラソン」の支度をする。

よほどのことがない限り、明日は走る。

走った後に12日ぶりに、飲む。

よほどのことがない限り、飲む。

もしものことは、とりあえず考えないで、走りかつ飲む。