暴風😰かすみがうら

5時半起床、すぐにテレビをつけて熊本の状況を確認しつつ着替え、6時半に家を出る。

常磐線の下りは北千住からほぼ満員、松戸、柏、我孫子と乗ってくるのはほぼランナーですし詰め。

天気予報では茨城県は9時から正午までは雨だというので、かあちゃんが出がけにオヤジのリュックに強引に傘を入れたが、そんなもの必要ないっちゅうに、晴れ男をなめんなよ😤

朝8時、土浦はどんより曇り気温は17度、湿度71.5%、南南西の風6.3m。

9時、10マイルの整列が開始し、かあちゃんと小僧と別れトイレの列に並ぶ。

9時20分、10マイルがスタートし、フルマラソンの整列が始まり、応援に来てくれた「ホリちゃん」から写真を撮るので右側を走ってくれと指示され列を右に移動。

車いすのスタート後の10時、号砲が鳴った。

2万人近くのランナーがひしめき、Dブロックの先頭にいたオヤジがスタートゲートを通過するまでおよそ4分。

出足好調、2㎞過ぎぐらいの路上から「マスター !! 」と呼ぶ声に目をこらすと、なんと😃地元茨城出身の「ミキちゃん」と「シゲちゃん」の夫婦が応援してくれていた。

元気をもらい手を挙げ、5㎞通過タイムが34分04秒。

前半は上りが多く、ランナーの列が延々と続くのが見通せ、最初のエイドをスルーして進む。

パラパラとした雨が顔を打つ。

10㎞通過タイムが1時間01秒、トントン　トントン　日野の2トン　で上げ上げだ。

ウエストポーチには鹿児島の教訓を生かしてエアーサロンパスと水素水を入れ、20㎞過ぎまではエイドステーションをスルーするつもりでいた。

14㎞ぐらいの地点で後ろからカメラ片手に追い上げてきたゲストの「川内優輝」のモノマネ芸人「M高史」に追い抜かれるが、自撮りの後ろに張り付いてピースしてやった。

去年もそうだったがまだ桜が咲いているところがあり、パラパラとした雨が止み陽が出てきた。

ここまで鼻呼吸もできるし、気負いもないし、足の具合も問題ない・・・左足の膝がなんか・・・、気のせい、気のせい、なんでもないトントン　トントン　日野の2トン。

17.5㎞のエイドステーションでスポーツドリンクを取り、走りながら飲む。

20㎞通過タイムが1時間59分31秒、中間点が2時間06分08秒、去年の「かすみがうらマラソン」でこの辺りで師匠に腰が落ちていると指摘されたことを思い出し、意識して背筋を伸ばし腕を振る。

中間点を通過して湖が見えると雨と風が強まり出し、横殴りの雨が左耳の穴に入り、帽子のつばからボタボタと雫が垂れ、シューズの中は水浸し😥

強い風に煽られながら25㎞通過2時間30分42秒、気のせいじゃなく左の膝と腿に異変が！(◎_◎;)

走りながらエアーサロンパスを何度も吹き付けるも、風と雨で流されてしまう。

30㎞のエイドステーションまでにエアーサロンパスを使い果たし、鹿児島と同じように左の膝っこぞうのすぐ上が腫れ上がりこぶし大の膝っこぞうが出現したのを見て、もはや笑っちまうしかない、ダメだこりゃ😆

こうなると次は反対側の脚の異常、脹ら脛とくるのはわかっているので、開き直りスブ濡れになりながら走る。

ペースが遅くなると身体が冷え、歯の根がガチガチいうほどで気持ちが萎えそうになる。

屋根の下でストレッチをするランナーが増え、路肩には保温のアルミ箔に包まれたランナーがうずくまり、救護の自転車隊が急行する。

毎年温かいお茶やおにぎり、梅干しや果物を出してくださる飲食店だろうか、雨に濡れながら家族総出でもてなしてくれるので頭が下がる。

ありがたいことにドラム缶に焚き火があったので暖まっていると、同じように震えたランナーが集まってきて口々に「もうやめたくなった・・・」などと弱音を吐くので、早々にそこを退散して雨の中へ戻る。

少し温まったせいで元気を取り戻し、35㎞通過タイムが3時間54分24秒、もはや4時間切りは無理だがあと7㎞、4時間半台でゴールしたい。

しかし湖が見える吹きっさらしでたちまち身体は冷えきり、脚の痛さもさることながら今度は腹が痛くなってきた。

たまらず、37.5㎞のエイドステーションのトイレに駆け込みむ。

う～ん、初めての体験😂

しかしすこしやすんだせいで幾らか回復し先を急ぐと、いつの間にか雨は上がり、吹きすさぶ強風の路肩に「ホリちゃん」の姿⁉️

ここまで歩いて応援に来てくれたとのこと、へばった姿を写真に撮られ別れると、引きずった脚で歩きたくても追い風に背中を押されぎこちなく走らされてしまう。

エイドステーションの紙コップは飛ばされ、カッパも飛ばされ、テントも飛ばされそうにきしんでいる。

道路を折り返すと風向きが変わり、今度は強烈な向かい風、もはや暴風。

帽子は飛ばされないように手で持ち、それどころかまともに走れないほどの風にランナーたちも翻弄される。

前傾姿勢で風に逆らい、ノロノロと進むうちに再び陽が出てきた。

40㎞の最後のエイドステーションの紙コップが吹き飛ばされ、水とスポーツドリンクの飛沫をまともにくらい、ビショビショ。

雨でずぶ濡れ、風に回され、陽に照らされて風を受け、まるで洗濯機の中に放り込まれたような42.195㎞。

フィニッシュタイムは5時間42秒、ネットタイムでなんとか4時間56分04秒、全然ダメじゃん👎

先に走り終わった10マイルのかあちゃんと小僧は、待っている間に傘は壊れスブ濡れ。

だがヘロヘロの晴れ男が戻ってきてからは嘘のような晴天。

風は相変わらず強く、常磐線は強風のため30分ほども遅れ、橋の上はノロノロ走行。

電車の中で一眠りし、松戸で乗り換え亀有下車、タクシーで大谷田の「明神の湯」へ。

さっぱりしてから12日ぶりの生ビールで「ホリちゃん」と乾杯。

師匠と待ち合わせて2年ぶりくらいの「かめかめせんにん」で痛飲。

このポンコツオヤジにとっては、つくづくフルマラソンは難しい。

ま、完走できたのが幸いだ。

今年はもうフルはなし、大会も秋まではなしだ。

身体が鈍らないように、練習はしっかりしないとなぁ。