お好み夜話-Ver2

検査

小僧がときどき咳をして、鼻水をすする。

おいおい、流行を追うのはやめてくれよ。

ウィルスとかなんとか菌どもは、まるでチンピラヤクザのように弱い者から攻めてくる。

これ以上我が家のバイオハザードを広げないために、病院へ行くことにした。

受付をすませると、すぐに別室へ案内され、一般患者からいったん隔離された。


小僧はすでに緊張で汗をかき、
「おれは、ただの風邪です。なんでもありません。注射はけっこうです・・・・」
と、つぶやいて目が泳いでいる。

「生意気に新型MacBookなんて持つから、きっと新型インフルエンザになってるかもしれないぞ」
と脅すと、ますます汗をにじませた。


問診票を書き、熱をはかる。
小僧は37度4分、オヤジはまったく平熱。
まつこと15分。

ようやく看護婦さんがやってきて、鼻の穴に綿棒のようなモノを突っ込んで粘液を採取。
20分ぐらいで結果がわかると言われ、さらにその部屋でなす術もなくまつ。

退屈で眠くなってきたところへ呼び出しがかかり、その部屋を出て診察室の前に移動。
やがて名前を呼ばれ、部屋に入り、医師の診断を受けた。

結果はシロ。
小僧はただの風邪。
オヤジはきわめて健康体。
しかし、小僧の微熱ぐらいではインフルエンザかどうかはわからないので、今後熱がガァーッと上がってきたら要注意ということで、薬を処方してもらって無罪放免となった。


夕方、かあちゃんの熱はだいぶ下がり、小僧も平熱にもどった。
しかし、油断は禁物なので、飯を食わせとっとと寝かせた。

少し安心したら、一杯やりたくなってきた。
どうせあと二日は動けないんだから、たまっているDVDでも見るか・・・。

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