お好み夜話-Ver2

渋滞のバスの中で思う

一晩中雨がベショベショ降りつ続き止む気配がなく、傘をさしたくないから出発を遅らせていたが、雨の都合に合わせるのもシャクなので、北千住の駅までかあちゃんに付きあっってもらい、傘を預けて電車にのった。

天気予報ではこれから雨は上がり、明日は雨の心配はないという。


焼肉弁当と崎陽軒のシュウマイ(西へ向かう旅の定番)を買って車内で、大塚製薬の経口保水液「OS-1」(ウオーターローディングにいいと本に書いてあった。)と共に腹に納める。

これからスタートまでは、納豆や豆腐なんぞ食べてる場合じゃない。

即効パワーに変わる肉とメシが不可欠、フツフツと生ビールの欲求が立ち上がるが、それもあと26、27時間の辛抱だ。



京都は曇り、時折眩い陽光が顔を覗かせ、それほど肌寒くない。

バスで平安神宮方面のマラソン受付会場、「みやこめっせ」まで行く。

バスはそれほど混んでいないが道路は混んでいて、チョット走っては止まりを繰り返し、五条坂の辺りから大渋滞になり、信号が3回変わってもちっとも動かなくなった。

すでに京都駅前をでてから1時間が経とうというのに、行く手の平安神宮はまだ先だ。

次第にバスの中に苛立ちがつのり、時計や携帯を気にする人ばかり。

歩いた方が早いかと考え、バスの運転手さんに話しかけると、この先の円山公園でデモ行進をやってるんじゃないかという。

事故じゃないならそのうち動き出すだろうと乗っていたら、祇園のバス停の手前、八坂神社の信号のところでデモ隊に出くわした。


警官隊の見守る中、円山公園から行進して来たデモ隊は、原発反対をスローガンに掲げた長い列だ。

さらに信号が3回変わり、バスの乗客の口からボヤキと非難の舌打ちまでが漏れる。

明日京都を走る若い女性のグループや、ランニングシューズをはいた中年男性らが、目の前のデモ隊に向かって不平をこぼしている。


デモの是非を言うつもりも、タイミングの悪さを言うつもりもないが、少なからずイラッとしていた気持ちが、明らかに明日のランナーのボヤキに、逆にスッと気持ちが楽になった。


あなた方は何様なのですか?

今日はデモ隊が渋滞を引き起こしているけれど、明日はあなた方やこのオヤジが交通渋滞の原因になるんだぜ‼

デモ隊はダメで、マラソンはいいなんてことはないだろう。

京都という一大観光地で道路を制限したら、困る人は沢山いるのだ。

思い上がったらイカン‼

走らせてもらっているという気持ちを持って謙虚に、しかしめげずに走らにゃ、お天道様にもバッカスの神にも、京都の街の人にも申し訳ないんじゃないかい。

東日本大震災1周年の日の、大会なんだからさ。


なんてことを考えつつ会場に着いて受付を済ませたが、すっかり遅れてしまい、師匠「auちゃんパパ」とはすれ違い。


明日、走り終わってからの再会となった。


禁酒12日目、早寝・早起き、翌朝スタートは8時30分、西京極陸上競技場から平安神宮の大鳥居をくぐるまで。

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