お好み夜話-Ver2

ドスコイ病院

昨日、入院前の検査と説明を受けてきた。

過去に入院経験が多々ある(ほとんど怪我・外傷)オヤジは慣れたものだが、5年ほど前に左肘を折ってボルトを入れるという荒っぽい手術を受けて入院した以来、パジャマというものを買っていなかった。

5年前といえばメタボ全開の頃で、パジャマはLサイズのブカブカ。

自宅ではそれでもかまわないけれど、ちょっとカッコ悪いので、帰りにユニクロでパジャマがわりのルームバンツを買った。

上はマラソン大会の参加賞のTシャツがたくさんあるから、それでよし。


奇しくも2006年の2月にばあさんが入院していた両国の「同愛記念病院」に、じいさんとばあさんの負の遺伝子を受け継いだ息子が入院するハメになった。

旧ブログを確認してみると、それに関する記事が4件あった。

ほとんど記憶が薄れていたので、改めてそれを採録して入院前の予備知識とすることにした。


☆以下、2006年2月18日の旧ブログ「ドスコイ病院」より。


「清澄通りと蔵前通りの交差点の角に交番がある。

ちょいと歩けばその背後には、両国国技館と江戸東京博物館がある。

お相撲さんとちゃんこ鍋の街。

だから、「横網交番」と掲げてあるのに、多くの人は「横」だけ見ただけで勝手に「横綱」と呼んでしまう。

場所柄、当然由緒正しき横綱の街だろうと解釈してしまうのだ。

落ち入りやすいその間違いに、かあちゃんはいとも簡単に落ちてしまった。

「ヨコヅナ」じゃなくて「ヨコアミ」が正しいですから~っ!、残念~!!

もはや忘れ去られたフレーズでした・・・。

ばあさんのお世話になっている病院は、病棟の最上階の9階のロビーから外を見下ろすと、とてもいい眺めだ。

両国国技館と江戸東京博物館、安田記念公園。

滔々と流れる隅田川の上に架かる高速道路。

東京の下町の今が凝縮されたような、そんな光景が見て取れる。(現在ではそこにスカイツリーが加わるのだ

車イスや松葉杖をついた老人たちが、ぼんやりと窓の外を眺めている。

入院しなければ絶対見れなかったであろう都市のありさまを、老人たちは言葉もなくただ見つめている。


廊下の端に、なんだかサイズがおかしいモノが置かれている。

荷物を運ぶ台車のような丈夫なキャスターの付いた、折り畳むことなど出来ない無骨な作りのそれは、どうやら車イスのようだ。

だが座面の高さは60センチはあり、90センチ角ぐらいの大きな座面だ。

こんなものに座るのは、よほど身体の大きい人間、お相撲さんとかプロレスラーだろう。

それを裏付けるかのように、廊下をヨタヨタ歩いて来た老人にナースが「お相撲さん見れた?」と聞いていた。

なるほど、目と鼻の先の国技館で負傷した力士は、取りあえずここへ搬送されてくるのかもしれない。

道理で、ガタイのいい看護士がいるわけだ。

帰りに、車を駐車場から出す時に、病院から出てくるお相撲さんを目撃した。

さすが場所柄、ドスコイ病院だ。

ハア~ッ、ドスコイ、ドスコイ。」


う~ん、体重は20㎏以上減ったとはいえ、視点は変わっちゃいないな。


検査を終えて会計を待っているとき、隣に外国人力士が並んだ。

なかなかいい男で、かあちゃんは気になってしょうがない。

さっき待合室で、椅子にふんぞり返っているラッパーみたいな格好の大男を見て、「コニシキだ、コニシキだ」とはしゃいでいたからだ。

オヤジに書類一式を押し付け、おばさんパワー全開、写メを撮らせてもらっちゃった。

さいしょ把瑠都 なんて思ったけど、違うよな。

でもどこかで見た顔だ、どんな四股名だったっけ

まあいいや、彼も入院手続をしに来たようだし、見かけたらお近づきになっちゃおうかな

あとは可愛いナースやスタッフ見つけて、トキメクことぐらいしか楽しみがないよなぁ。

そんなわけで、あす朝「ドスコイ病院」に入院です。

サラバじゃ

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