その下は売店で買ってきたT字帯( 362円 )一丁で、
「ちゃんと剃れたか確認します」とナースに言われて恥じらいながらズンドコベロンチョ( ̄◇ ̄;)
腕からカテーテル入れるっちゅうのに、おマタは確認しなくてもいいのでは・・・。
もし万が一おマタからカテーテルを入れられちゃったら、生還した証として血染めのT字帯を仙台の「バーバーくん」に送ってあげようかね、オヤジの生き様を見るがよい🤪
かあちゃんに見送られ、車椅子に乗せられて検査室へ向かうが緊張感はまったくない。
カテーテル検査室は、まあ手術室みたいな感じで、病室のナースから手術着の担当ナースに引き継ぎ患者がパニクってないか生年月日と氏名を改めて聞かれ、そこから歩いて検査台へ。
点滴を付けたまま踏み台を使って検査台へ仰向けになると、すぐさま四方八方から手が伸びてカテーテルの入る右手は固定・消毒され、胸に心電計のシールが貼り付けられ、右足に血圧計のカフが巻かれ、体のまわりをタオルで囲われた。
検査室は空調が寒いくらいに効いていて股間がスースーすると思ったら、「こちらも消毒しますね^ - ^」といきなりT字帯をバリッと外されワァォ!!
またしてもあられもない姿をさらけ出され、血が飛び散ってもいいようにか保温シートみたいなので体を覆われると、手術用の手袋をつけゴーグルをした医師が本日のメニューを一堂に告げ、まるでドラマとおんなじ光景👏
動ける範囲で頭を回し「米倉涼子」をドクターXを探したがいるはずもなく、天井にアームで繋がったレントゲンの板が2枚ウィーンと小さな機械音を立てて顔と胸の近くに迫った。
すると診察台もギコン、ガチコンと上下左右に動き、やはり天井からアームで繋がった17インチほどのモニター ( 横に3台、縦に2台 ) が診察台の動きに合わせるように上下左右に動いた。
まるでアトラクションのような状況に全てを見逃すまいと目玉を動かすと、心拍が上がったのか計器の音が早くなり波形がピョコリと上がった。
ビビってると思われたくないので大きく深呼吸をするとモニター画面のバイタルも落ち着いたが、「深呼吸しないでください。浅い呼吸でお願いします」と医者から注意を受け、ナースからは「辛くありませんか」と聞かれたので、
「もっとズタボロな経験をしているので大丈夫」
と答えたが、当然ながら誰も笑うはずもない・・・。
手首に局所麻酔が打たれ、舌の裏側にスプレーされた。 ( あとで聞いたらニトロだそうだが、初ニトロはなんの味もしなかった )
程なく手と腕が痺れたようになり、カテーテルを入れるための管が手首から動脈に挿入された。
続いて本チャンのカテーテルがウニウニィと入ってきたが痛みはなく、二の腕を通過するときにまるでチェストバスターがのたうっているような不快な感じがして、やがて心臓ちゃんに達するのがモニターの一つに映し出されていた。
うーん、これは拷問か人体実験か、もしここで大きなくしゃみでもしたらカテーテルがグサッと心臓ちゃんに突き刺さり、一巻の終わりってことになっちまうのでせうか⁉
検査台に横たわって約15分、医師たちがモニターを指差しながら何事か専門用語で会話し頷きあい、血にまみれた❓カテーテルが引き抜かれ、続いてそれより太い長さ20センチほどの管がズルンと引き抜かれた!(◎_◎;)
この感触は5年前、ポコちゃんに入ったホースを引き抜かれたあのイヤーーーーな感じを思い起こさずにはいられない。
手首にギュッと止血の器具をはめられ、丸出しにされた残念な股間にT字帯をつけられ、あちこちを拭かれて検査着を元どおりにされて検査台を降り、また車椅子に乗せられてかあちゃんの待つ病室に戻ったのは午後1時少し前。
このあと2時間ベッドの上で横になって安静にし、右手は動かさず拳も握らず力を入れないことと注意を受け、昼食をかあちゃんの介助で食べた。
落ち着いたら点滴のためオシッコがしたくなってきて悶々としたが、歩いてトイレにも行けないため、どうしても我慢できずに尿瓶のお世話になってしまった。
ウトウトしながら午後3時、ナースからお許しが出たので自分の足で立ってトイレに行く。
局所麻酔が切れ、手首の止血どめのバンドが痛くなってきた。
ナースからは痛くなるとは聞いていたが、これほど締め付けで痛くなるとは思わなかった。
まるでマル暴のデカに力任せに嵌められたワッパのようで、顔をしかめてしまうほどの痛み、これが翌日の朝まで取れないという。
カテーテルは拍子抜けするほど痛みもなくあっさり終わったが、あとでこんなに苦痛が待ってるとは😱
その夜はウツラウツラしても痛みで眠れず、夜中に痛み止めをもらったがまるで効かず、長くて辛い夜中じゅうヤザワを聴きながら悶々と過ごした。
さて、そんな検査結果はというと、
まず胸の水はすっかりなくなり、10月に入院した時とは雲泥の差でまるで別人のようなレントゲン写真で、心臓の血管も素人目で見てもプラークや浮腫のようなものはなく綺麗そのもの。
よって狭心症の疑いは晴れたが、タコ壷のような心臓の断面を見ると弱々しい動きしかしておらず、これまた素人目に見てもEFが30%未満しかないと納得せざるを得ない状態だった。
じゃあ弁膜症でも狭心症でもないならなんなのよ、と訊くと、それがよくわからないという。
心臓の筋肉が衰え全身に十分血液を送ることのできなくなるのが心筋症なんだけど、原因不明(医学的には「特発性」というらしい)の場合を「特発性心筋症」といい、今の段階であえて病名をつけるとしたらこの「特発性心筋症」というしかないそうな。
なにっ⁉原因不明 !!
おいおいオイ、ここまでやって原因不明ならあと何をすりゃいいのさ❓
このあとは心臓の組織をまたカテーテルでとって調べ診断を確定する検査「生検」をやるしかない、ということなのだが、今回の倍ほどの造影剤を入れなければならず、かなりな率で腎臓に悪影響を及ぼすことになってしまうという。
なので長期戦になることを覚悟して腎臓内科と話し合い、透析後にやるかどうかを検討したいとのこと。
あーあ、結局透析は免れないのか・・・・・。
とはいえ、突然ポックリ逝ってしまう危険性はとりあえず回避されたみたいで、ポンコツな心筋症でも「適度な運動」はいいでしょうと言われた。
そうかいそうかい、ならば覚悟してエネルギーが枯れないように体力をつけ、歩いたり、できればちよっと走ったりして筋肉を落とさないように頑張ってみようかい !!
よほし、腹を括ったツルリンオヤジはしぶといぜ。
心拍数が上がってバッタリ倒れないのなら、適量❓のエナジードリンク🥃も試してみるか。
一、二週間経って腎臓の機能が悪化する恐れもあるし、カテーテルを入れた腕の傷から血が吹き出ないように、あと一週間ぐらいは重いものを持ったり力を入れたりはしないようにと注意も受けたが、明日からまたモグランポ再開に向けて少しづつ作業するのだ。
今月も来月も病院の予約が入っているので未だはっきりと再開の目処は立たないが、心機一転やれることをやるまで !! !!💪
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