次の日に東京マラソンのコースを歩くからだ。
一昨年、かあちゃんと小僧を連れて新宿都庁前をスタートして10kmの日比谷まで歩いたら、二人が根をあげたので浅草までで終了した経緯があった。
今回は「むっちゃん」と「タカちゃん」をメンバーに加え、4人で再チャレンジ。
「タカちゃん」は今月25日の第二回「大阪マラソン」でフルデビュー、「むっちゃん」は来年3月の「名古屋ウイメンズマラソン」に向けて、20km以上の距離は初めての2人に長距離を慣れさせるための練習だ。
朝9時前に都庁前の東京マラソンスタート位置でストレッチ、記念写真をとって出発。
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来年2月の本番前に、かあちゃんも慣れておく必要があった。
だからゆっくりでいいから走ろうと提案したら、多数決で却下😫
仕方がないから速歩きで、出勤の人々をよけながら靖国通りへ。
「新宿シティハーフマラソン」のコースになっている坂道を下り、防衛省前を通って市ヶ谷、神楽坂を通過し、飯田橋を右折して九段下へ。
皇居に突き当たり左へ、日比谷を目指す。
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天気が良くて風もなく、絶好のランニング日和に皇居ランナーの数も多い。
前回のかあちゃんの挫折ポイントまで来たが、みんなまだまだ元気なのでそのまま日比谷通りを新橋、増上寺方面へ。
しかしそろそろ昼時で、通りにはお弁当屋さんが出て、お店からは空きっ腹を刺激するいい匂いが漂い、道行く我らを誘惑する。
第一京浜を三田まで来ると、ランチの先発隊のお勤め人たちがわらわらと歩道いっぱいに溢れ、それをよけながら泉岳寺を通過して折り返しポイントの品川到着。
トイレに寄って、コンビニでおにぎりと飲み物を補給し、道路の反対側を日比谷へ戻る。
が、ふたたび走ろうと提案すると、歩くのに飽いた「タカちゃん」が賛成、女子2名も了承、高輪辺りからゆっくり走り出す。
走り出してみれば戻り道は早く過ぎ、御成門から日比谷まではほんのわずか。
晴海通りに入り数寄屋橋の交差点まで来て、歩きに戻す。
銀座は人が多く、歩道は走りにくいからだ。
だがここでかあちゃんに異変、シューズと靴下を脱ぐと足の裏に豆が😨
「むっちゃん」が持っていたバンドエイドを貼って応急処置、なんとか楽になったところでウォーキング再開。
中央通りを京橋を過ぎたあたりから、また走る。
すでに20kmを超え、若い二人には未知の領域へ。
しかし充分歩いた後だからか、「むっちゃん」のフォームには力みがなく、軽やかだ。
彼女、プライベートでも自発的に走っていて、カーブスでも積極的にトレーニングしたおかげで5kg減量して調子がいいのだそうな。
前回一緒に練習した時とは格段の進歩で、走りに無駄がない。
それに比べると「タカちゃん」は・・・・😒
日本橋到着。
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次なる折り返しポイントの浅草は近い。
しかしオヤジが1本道を間違え、ちょっと回り道をして江戸橋通りへ復帰🙏
走ったり歩いたりしながら、浅草・雷門前を通って浅草橋方面へ。
明治座を過ぎて新大橋通りの陸橋の下を通過して、またまた道を間違えたことに気づき、まあそれでも平行して走っている道路を行っていることに間違いはないからそのままGO🏃
昭和通りを渡って中央通りに戻り、一路銀座へまっしぐら。
だがここでまたみんなに確認。
朝9時過ぎに新宿を出てもう間もなく7時間、トイレ休憩ぐらいで小休止もなく動き続けていたが、秋の陽は落ちるのが早く、このままゴールのビッグサイトに向かえば真っ暗になってしまう。
すでに第一目標の35kmの壁は目前、いい気分のままこの旅を終えればそれは力になるが、暗い中をヘトヘトになってたどり着けばそれは不安材料になるかもしれない。
提案は三つ、一つはこのままビッグサイトを目指す、もう一つは中央通りを銀座八丁目まで走り銭湯をゴールにする。
いまひとつは、実際の35kmポイントの築地まで走り、さらに銀座八丁目まで折り返して銭湯の前で終了するという三つ。
みんな同時に3番目の提案を支持する。
よし💪いざ行かん35km地点へ。
歩いたり走ったりで平均するとキロ10分のペースだが、それだけ長い時間動き続けられる経験ができて、若手二人には良かったと思う。
晴海通りを築地市場の交差点を左折した先の歩道橋が35km地点、それを確認して銀座八丁目の金春通りへ向かう。
博品館の裏通り、そこに金春湯という銭湯がある。
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知る人は知る、昔からある何の取り柄もない当たり前の銭湯である。
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番台にはお婆ちゃんがちょこなんと座り、銀座の喧騒が嘘のようにそこは昭和だ。
汗を流し着替えたら、もう求めるものは黄金色の泡だけだ。
走行距離36.75kmの満足感とともに、サッパリしたあとは銭湯から約500mほどの距離にある新橋「ビアライゼ98」へ。
ビール好きならゼッタイ押さえとかなきゃいけないビアレストランのひとつ「ビアライゼ98」のオススメは、なんと言ってもアサヒ・マルエフだ。
これはスーパードライ以前のアサヒビールの勝負銘柄で、「コクがあるのにキレがある」というキャッチコピーを憶えているオトーサン世代もいるだろう。
旧式の水冷式サーバーから淹れる名人の生は、やさしい甘ささえ感じる泡から滑らかな喉ごしですっと入っていき、何杯でも飲めてしまう美味さだ。
マルエフ以外にもいろいろなビールを堪能し、まさに絶品と言っていいデミグラスソースのかかったメンチカツを味わい、至福の時を過ごす。
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飲み食いに忙しくて、撮った写メはこれだけ・・・😝
すっかりいい気持ちちゃんになって、帰りの電車ではこんな有様。
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お疲れ様でした。