お好み夜話-Ver2

サンキュー ブルーアイズ

歳の頃は25、6、ちょい長めのボブにシルバーとブルーのメッシュ、二の腕には幾何学模様のタトゥー、クロムメッキのブレスレットをジャラジャラ着け、エメラルドグリーンのマニュキュアに白い何かのイラストのネイル。

可愛い髑髏のTシャツはピッチピチの黒、吸い込まれるような透きとおったブルーアイズの彼女はメニューの写真を指さし、
「コレ、オネガイシマス」
といって生ビールをひと口。

閉店間際のカウンター中央に落ち着き、店内を見回しながら黒いレザーケースのスマホを開き、興味深そうに写メを撮る。

パンクロックな身なりにそぐわないほど無邪気な可愛いオーラを振りまいているので、オヤジもかあちゃんも仕事をしながらチラ見してしまう。

お好み焼が焼ける鉄板をのぞき込む彼女が鈴のような声で、それは何か?と早口の英語で問うので、
「これはお好み焼だよ」
と、正しい日本語で答えると、ニッコリ微笑んだ。

おっ、つかんだかなと思ったオヤジはすかさず、ギターをかき鳴らすボディランゲージでキミはロッカーなのかとたずねると、困ったような笑顔で首を振り、それでも通じた証拠にブルーハーツが好きで、日本が好だという。

で、どこから来たのかとたずねると、ニューヨークからだということで、お好み焼はニューヨークで一度食べたことがあるそうな。

ほほう、ニューヨーカーとな😄近ごろモグランポもインターナショナルになってきたものだ。

つい先日はスペインとオランダのカップルがカウンターに座り、お好み焼を食べ歩いているといっていたっけ。

カナダ人とフランス人も、アフリカ系のブラザーもいらしたし、韓国、台湾、中国人はもっと多いが、インドネシアかカンボジア系は富士宮の岩のような男しか記憶がないが、あの男は静岡県人だったっけ⁉

しかし生半可で中途半端な英語は使わず、正しい日本語とステキなボディランゲージで対応しているが、もうちょっと「ジョニー」先生から使える英語を教わっとくべきだったと思う今日この頃。

なんせ「ジョニー」先生からは巨乳と貧乳というスケべな実用英語しか習っていないから、まともなビジネスではまったく役に立たないときたもんだ😁


そうこうしているうちにブルーアイズの彼女は食べおわりお会計、1580円也。

すると彼女財布から千円札2枚と小銭を80円出して、500円のお釣りを受け取った。

う~ん、言葉はカタコトでも日本の商習慣に慣れてらっしゃる。

田舎者のアメリカンはそんなコトしないもんね、さすがトラベラー。

そしてブルーアイズ、両手を合わせて「ゴチソウサマ」と微笑み店を出て行った。

かあちゃんがポツリと、
「あんな可愛い娘が来てくれると、うれしいな」
同感。

モグランポ19年の歴史でナンバーワンの美人ブルーアイズ!(◎_◎;)

どスケベな「バーバーくん」がいなくてよかった😆

チキンな三バカトリオは声もかけられないであろう😏


ブルーアイズに気を取られてノーチェックだったが、彼女の一杯で一番搾りの樽が空いた。

休みの前に樽が開くのはいいコトだ、サンキュー ブルーアイズ👋

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