完璧に油断していたモグジイとモグバアは、マゴの顔を見とたんニヤニヤ、メロメロになってしまった。
おっと、一丁前に小指立てで一杯やってます。(ママ、後ろでポーズとっても写ってないから)
子どもの成長は早く、もう歯が生えてつかまり歩きもできるようになった。
しかし相変わらず泣き虫で、ママの手をちょっとでも離れると
びえぇぇぇぇ～～ん !!
と、猛烈に泣き出し、ちっともこちらに馴染んでくれない。
それがどうだ、「砲丸投げ子」がやって来てちょっとあやすとたちまち泣き止み、笑みを浮かべて手を差し伸ばしたりする。
つかまり歩きで「砲丸投げ子」の方へは喜んで行くくせに、オヤジがおいでおいでをすると、プイッと横向いて方向転換しやがる。
オヤジのコレクションのウルトラマンやレッドキングには見向きもしないが、「砲丸投げ子」がプレゼントしてくれたガラモン(ピグモンではない、ガラモン ! )にはケラケラ笑いやがる。
挙句の果てに、彼女のメガネをおもちゃにして、チャラいお笑い芸人みたいにかけてしまった。
もし「サバ兄」がこれを見たら、嫉妬に狂ってしまうだろう。
こんなチビ助の泣き虫のションベンたれでも、オヤジよりきれいなお姉さんの方が好きらしい。
まったく男ってヤツぁ 男親の顔が見てみたいぜ
よおし、こうなったら徹底的に鍛えて、女好きの泣き虫をたたき直してやる。
なんせこの子は、ママが「東京マラソン」を完走したときにはもう宿っていたのだから。
覚悟しろ「豪羽」 !!
(豪雨ではありません。あくまでもショップネームです)
