お好み夜話-Ver2

霧降高原ダウンヒル 再び👍

去年の夏、「霧降高原キスゲ平園地」の1445段の天空回廊を駆け上がり、そのまま日光の駅前まで坂道を走り下りたのが
最後。

9月に入院・手術して腎臓の機能が大変なことになっていることが判明してからは、その年は療養に努め走れないまま年が明けた。

そして今年、食事に気をつけハイパーテンションにも気を使い、マラソン大会にも出られるようになり、めざすは11月の「神戸マラソン」。

その練習のひとつとして、再び日光へやってきた。

ひと月ほど前にかあちゃんと「大笹牧場」から走るつもりで来たけれど、電車に乗り遅れたり読みが甘かったりで走らないまま帰宅したことがあったので、今回は必ず走るつもりだ。

同行はかあちゃんと「むっちゃん」、彼女の目当ては日光の天然氷のかき氷と日光牛のハンバーガー。

去年写メを送ったときから、いつかは食べたいと夢描いていたらしい。

だが天気はあんまりよろしくなく、気温は低めだ。

しかし晴れ男とひまわり娘のタッグが行くのだから、山の上とはいえ何とかなるだろう。


バスが坂道を上り標高が上がってくるにつれ、だんだん霧が辺りを覆う。

やはり霧降は、なかなか青空を見せてくれない。

水曜日のせいか、この陽気のせいか、園内は閑散として年配の登山グループしか見当たらない。

軽くストレッチなどして階段を上り始める。

ゆっくりとだが駆け上がると、先行した登山のグループを追い越し、ハアハアゼイゼイいいながら中間地点の800段まできたときには汗びっしょり、それでもスタートから500mぐらいしか走ってないのだから山はハードだ。

霧のせいで何の景色も見れないが、空気は清涼として爽やかだ。

1000段を過ぎるともう歩いているような状態だが、それでもまだ445段残っている。

エイヤッと気合いを入れて、残りを駆け上がると頂上には誰もいない。

晴れていればスカイツリーや海まで見えるらしいが、見えるのは霧の海だけ。

ここから先はきちんとした装備をした登山者が、入山の記名をして鹿止めのゲートを抜けて行く登山ルートになる。

軽装のランニングウェアの我々はここで折り返し、階段を駆け下り途中から脇道へ入って下る。

作られた道だけどトレイルの雰囲気はあり、下って行くに連れて霧が流れ景色が見えてくる。

上りに10分ほどかかった道を、下りはその半分以下で戻り、レストハウスで水を補給して今度はロードをひたすら下って日光駅へ向かう。

真夏と違って涼しく車の往来も少ないので走りやすく、ついついスピードが乗ってかあちゃんが後方に引き離されてしまう。

平地でキロ5分30秒のペースを維持して走ったことなんかないかあちゃんには、そのペースで走れてしまう下り坂の爽快感を楽しんでいる余裕はない。

何度も振り返って「むっちゃん」とペースを落としつつ、あっという間に8㎞を走破し、キャンプ場のレストハウスでトイレを借りて、かき氷を食べられる「ちろりん村」へ走り込んだ。


かき氷というには肌寒い陽気だったが、「むっちゃん」の1年越しの夢だったので3人で1個のかき氷を食べることにした。

ソフトで口当たりのいい天然氷でのどを潤し、ここから先はもうノンストップで日光駅まで駆け下りる。

「霧降の滝」の分かれ道を過ぎ、足立区の林間学校を過ぎたところでさらにペースを上げた。

もうここまでくればかあちゃんの心配は無用、後のことは気にせずに全力疾走で下る。

トップアスリートにはほど遠いが、キロ3分40秒~4分15秒という彼らにしか見えない景色とスピードを体感しながら、大谷川の信号で止まるまで一気に駆け下りた。

普段の自分の体力では出せないスピードを体感できるのが、このダウンヒルの醍醐味だ。

脹ら脛と腿がプルプル気味だけど、達成感が大きかった13.66㎞。

去年走った時よりも、明らかに体力が増している。

若いし練習を怠らないから、「むっちゃん」はちょっと待っていたら追いついてきた。

彼女も気分が良かったという。

日光の駅前まで来ると傘をさした人がいて、雨が降っていたことに気づいた。

しかし次第に弱まり、上がった。

やはり晴れ男とひまわり娘のタッグは強かったのだ。

こちらが一息ついていると、かあちゃんがハアハアゼイゼイでやってきた。

さてこの後はJR日光駅前の駅スパで汗を流し、お待ちかねのお昼。


ほぼ貸し切りの温泉でサッパリし、お目当てのA5ランクの日光牛を食べようと店の前まで行ったら、ガ~ン
定休日。

去年来た時には水曜日でもやっていたので、まったく気にしていなかったが、不定休の定休日が当たってしまったのだ、残念。

肩を落として少しうろついたが一番搾りの店を発見、おつまみメニューもあるのでその店に腰を落ち着けた。

日光牛から湯葉のフライのハンバーガーに変更。

「むっちゃん」は湯葉のトマトスープのセットデザート付き、かあちゃんは湯葉丼と湯葉づくし。

まあまあ美味しかった。


予想よりペースが早かったので帰りの電車に余裕で乗れるとわかり、行きつけの素敵なお店でおつまみと飲み物を買って、宴会列車状態で車内で盛り上がった。

食べたばかりなのにこの有り様。

でも、会津産の馬刺しは旨いんでございますよ。

あー、楽しい旅RUNだった。

またやろう

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