でもなんせ、酒を美味しくいつまでも飲みたいという不純 ? な動機で減量したので、健康オタクには到底成り得ない。
しかし、油物やラーメンなどはめっきり食べないし、あまり食べたいとも思わない反面、野菜には飢えているし、魚も無性に食べたくなる。
ああそろそろ焼き鯖が食べたいなんて思った頃、浅草方面から岩みたいな顔をした魚屋さんがやってくる。
「バーバーくん」が東京にいた頃からの伝統で、定期的に魚屋さんが店にやってきて、銚子直送の鰯や鯖や秋刀魚、時々みりん干しやシラスを頂く。
ちょうどカウンターに居合わせた人はラッキーだ。
何屋かわからない匂いをだして、油の乗った焼鯖にありつけたりする。
旨い !!
まあおデブに大敵の油でも、お魚の油とか、身体に良い油もあるわけで、最近ハマっている油が亜麻仁油の一番搾り
これが170gとちっちゃいくせに、800円～1.000円以上もする。
ちょっと買うのに躊躇するが、これが身体にもいい上に味もなかなかなので、焼鯖にもサラダにも味噌汁にも納豆にも、それこそ毎食なにかにかけて食べている。
亜麻仁油というのは、亜麻という植物の種子から得られた油脂で、人の体内で作ることができない必須脂肪酸オメガ3系の脂肪酸であるα-リノレン酸を多く含むことで注目されている。
必須脂肪酸は様々な生命活動に関与しているため、不足したり他の必須脂肪酸とのバランスが悪いと体調を崩す原因になるようで、人の体内で作れないので、食事などから摂取する必要があるのだ。
以前ちゃんとしたファスティングをしているときこれを覚えて、それ以降食卓に常備している。
怪しげなサプリメントなんかよりはよっぽどいいし、手軽で料理の味を壊さないのがいい。
そうして一番搾りを食べ、夜になると一番搾りを飲むという生活がここのところ続いている。
だけど、昨夜は久しぶりに飲まなかった。
たぶん、しばらく節制すると思う。
この猛暑の中走って汗をかくと、酒を飲んだ翌日の汗は臭い。
ちょっとそれがイヤだから、少し節制する。
みーーーーんな信用しなくてもいいのだ。
いつだってやるときゃやるのだ。
秋の仕上げを見るがいいのだ。
夜の一番搾りは控えるけど、食事の一番搾りは控えないのだ。
