マラソンの後、日曜日の夜の松本で「ヒカルママ」が探してくれた居酒屋で、馬刺しと山賊焼きなどを肴にビールと信州の地酒を堪能した。
山賊焼きというのは松本や塩尻の郷土料理( B級グルメ? )で、ぶっちゃけ言っちゃうと「鶏もも肉 (胸肉などの場合もあり )の唐揚げのでかいやつ」のこと。
漬け込むタレや調味料によって店々の特徴がでていて、片栗粉をまぶしているのでコロモがパリパリしてケンタッキーフライドチキンな感じもしてビールが進んじゃう。
揚げているのになぜ焼きなのかは❓で、名前の由来も最初に出した店の名が「山賊」だったからという説と、山賊=旅人から物を取り上げる=とりあげる=鶏・揚げる、からきたという説があるようだ。
基本的にお酒を飲まない「ジョニー」家なので、居酒屋で外食なんてしないから子供たちはテンションアゲアゲで食べる食べる。
壁や天井に貼ってある信州の地酒を「エレンちゃん」に選んでもらい、東京から来た我ら山賊野郎3人が次々と冷酒を干してゆく。
ひとしきり満足してママと子供たちは先に帰り、野郎どもと「ジョニー」は次なる店を求めて夜の松本に繰り出した。
ちょうどお祭りの準備で四柱神社(よはしらじんじゃ)の境内には立派な山車が展示してあり、
なわて通りの脇の河原から花火が打ち上げられた。
思わぬお祭りに酔っ払いは勢いづいたが、日曜の夜の松本は営業している飲食店が極端に少なく、御目当ての店はお仕舞いでチェーン店には入りたくないわで、結局夜の町をうろうろした挙句コンビニで「秋味」と芋焼酎の四合瓶を買って「ジョニー」家へ戻って飲むことにした。
師匠は12時過ぎにリタイア、オヤジは2時半ごろ「ホリちゃん」がNY (寝るヤツ)になって使い物にならなくなってフェイドアウト、NYはあぐらを組んだまま船を漕ぎ4時過ぎに寝床へやってきた。
翌朝、「エレンちゃん」が学校へ行く前にバイオリンの練習をするというので、山賊野郎どもは7時に起きて居間へ。
酒臭い息のオジさん3人を前にバイオリンを奏でる幼子たち、酔っ払いの汚れた心が洗われるようなヨーロピアンなモーニングであります。
妹の「ハナちゃん」もダンボールで作ってもらったバイオリンを手にお姉ちゃんと同じように演奏して、終わるときちんと一礼、自分のバッグにちゃんとダンボールバイオリンを仕舞うというお行儀の良さ。
素敵な朝の始まりにコーヒーをブラックで2杯飲み、本日はママが調べてくれたワンコイン果物狩りへ。
車で塩尻方面へ走り果物狩りの農園へ。
ブドウと
梨と
トラが生っていた。
ワンコインだけどそんなにブドウも梨もたくさんは食べれない。
「ハナちゃん」がパクパク食べるのを見て満足。
すっかりワシらは爺さんじゃ・・・。
お土産にブドウを買って、農園の隣にある山賊焼きが評判の店でテイクアウトをすることに。
我が家は2人前、師匠は5人前をお買い上げ、ためしに一人前をみんなで食べてみようということになり待って出て来たのが、巨大な肉塊!!
両手に余るサイズの熱々の山賊焼きを頬張る。
アチッ !
アチチッ!!
アッチ~ッッ!!!
大人4人と幼児1人で食べても十分な一人前810円也、こりゃテイクアウト頼み過ぎた😆
ニンニクが効いてスパイシーな山賊焼きの匂いは強烈で、クーラーバッグに密封しても匂いは車内に充満し、東京までの4時間あまりずっと山賊野郎は山賊の匂いに包まれていた。
楽しかった松本、すっかりお世話になった「ジョニー」一家に別れを告げ再会を約し、松本を離れた。
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