お盆は近所へ散歩に出るかスーパーへ買い出しに行くぐらいで、ずっと家に居た。
水漏れして困っていたトイレのリフオームが、一ヶ月も経ってこのお盆の時期にようやく工事が決まったためと、9日からかあちゃんが体調を崩し、食欲はなくゲロゲロして熱はないがひたすら寝てばかりだったから。
このところ毎年恒例の熱中症を疑ったが、本人は寝てれば治ると救急車を拒否し、ポカリスウェットばかり飲んでちっとも良くならないので、これまた毎度お世話になる「ちち」に車で近所の病院まで連れて行ってもらった。
検査して点滴を打ってもらって少しはマシになったが、熱中症の疑いはなく夏バテかお馴染みの不定愁訴か、いずれにしてもそれで峠は越えたようだ。
すると作業所が夏休みで家にいた小僧が、「オレはどこもお出かけしてませんねぇ」ととたんにチクチク言うので、以前どこかで見たか聞いたかしたお得なチケットを調べて日帰りで行くことにした。
それが東武の「蔵の街とちぎ散策クーポン」👇
往復の乗車券と特急券、現地の飲食店や施設の特典がついて二人で1万円しないのだから東武特急はコスパが高い‼️
しかしできればこの際だから「スペーシアX」に行き帰り乗ってみたかったのだが、やはり大人気でプレミアムシート以上はしばらく先まで予約でいっぱいで、なんとか帰りの席が別々のスタンダードシートだけ取ることができた。
東武線の「栃木駅」は、ずいぶん前「さのマラソン」を走った帰りに電車を乗り換えたくらいで駅の外へ出たことはなかった。
北口駅前のオブジェを見て右へ進むと栃木市観光交流館があり、そこで「蔵の街手形」をもらって大通りを進み、「巴波川(うずまがわ)」に出て
遊覧船のりばへ向かう。
日差しはジリジリと暑く汗がでるが、風は涼しい。
こちらは台風の影響はなかったそうで、川は穏やかで鯉がたくさん群れている。
受付で乗船券を障害者割引で購入、お尻の下に敷くクッションと笠を貸してもらって船に乗る。
お盆の時期は団体客などで混んでいたそうだが、朝イチの乗客は我ら親子と年配のカップルの二組だけ。
こちらは台風の影響はなかったそうで、川は穏やかで鯉がたくさん群れている。
受付で乗船券を障害者割引で購入、お尻の下に敷くクッションと笠を貸してもらって船に乗る。
お盆の時期は団体客などで混んでいたそうだが、朝イチの乗客は我ら親子と年配のカップルの二組だけ。
船頭さんが海運で栄えた巴波川の蔵の街の歴史などを解説しながら、ゆっくりと竿を操り船は進む。
橋の下は船頭さんも腰をかがめ、鯉の群れとカルガモの親子がエサを求めてついてくる。
橋の下は船頭さんも腰をかがめ、鯉の群れとカルガモの親子がエサを求めてついてくる。
やがて川が浅くなっているところで船はUターンして反対方向へ進み、鯉のエサやりポイントとでも呼べる大群の真っ只中へ出る。
エサを求めて体長1メートルは優に超える鯉の群れが大口をパクパクしてやってきて、小僧はケラケラ笑いながらエサをやった。
竿を操りながら船頭さんが「栃木河岸船頭唄」を歌い、合の手を教えてもらった我等も「ハーアー ヨイサーコラショ」と唱和した。
竿を操りながら船頭さんが「栃木河岸船頭唄」を歌い、合の手を教えてもらった我等も「ハーアー ヨイサーコラショ」と唱和した。
船頭募集と聞いて一瞬心が動いてしまった身の程知らずなポンコツであった。
「巴波川」の川岸を歩いていくと麻問屋と銀行を営んでいた明治の豪商「横山郷士館」があり、
汗だくになって更に進むと「日光例幣使街道」に突き当たる。
この辺りから「嘉右衛門町 重要伝統的建造物群保存地区」になり、江戸時代末期から近代にかけて建造された「見世蔵」や「真壁造店舗」、土蔵などがある。
道の両サイドの景観を観ながら先に進み、創業240年という味噌蔵「油伝味噌」へ。
汗だくになって更に進むと「日光例幣使街道」に突き当たる。
この辺りから「嘉右衛門町 重要伝統的建造物群保存地区」になり、江戸時代末期から近代にかけて建造された「見世蔵」や「真壁造店舗」、土蔵などがある。
道の両サイドの景観を観ながら先に進み、創業240年という味噌蔵「油伝味噌」へ。
汗だく(~_~;)だから味噌を舐めて塩分補給・・・じゃなくて、こちらはクラフトビールも作っており、名物の味噌田楽とともに味わえるのだ。
古〜い建物の中で(もちろんエアコンなどなく、扇風機のみ)豆腐、里芋、こんにゃくの田楽盛合わせをツマミに冷えたクラフトビールをグビッとやり、小僧もノンアルで人心地つく。
そしてまたギンギラの日差しの中へ出て、蔵の街大通りを駅の方へ向かう。
そしてまたギンギラの日差しの中へ出て、蔵の街大通りを駅の方へ向かう。
田楽は食べたが本チャンではないとばかりに食べ物屋さんを求め、ついたところが市役所と東武百貨店のビルの向かいにある「なすび食堂」、フゥ〜ッ助かった、こちらはエアコンがあった。
ここで食べてみたかったのはなんといっても「モロ」といっても変な意味ではなく、鮫のことだ。
ここで食べてみたかったのはなんといっても「モロ」といっても変な意味ではなく、鮫のことだ。
どうして海なし県の栃木で鮫料理かと申しますと👇
ということなのです。
自慢じゃないがこのオヤジ、イルカも食ったしウミヘビも食べたことがあるが、残念ながら鮫はまだ食したことがないのである。
フカヒレをとった後の気仙沼の「ネズミザメ」は、あの仙台の調子コキも喰ったことがなかろうと小僧も自慢する。
一見カツ丼と見紛う「モロ」カツとうどんの定食にご満悦の小僧。
煮付けもあったのだがちょっと暑くてそそらなかったのでオヤジは「モロ」カツの単品と冷えた「杉並木」の生酒を。
旨い‼️言われなきゃ鶏肉と間違えるであろう柔くて白身のお肉。
旨い‼️言われなきゃ鶏肉と間違えるであろう柔くて白身のお肉。
これ唐揚げとか、串焼きみたいにしてもいいかも。
ふと座席の後ろを見たら、テレ東の「昼めし旅」で「永野」が座った席だった。
ラッセンよりもモロがすき、とかいったんだろうか?
満足して店を出て大通りを歩いてゆくと、おっ、いい感じの床屋さん「銀巴里」だって、昭和〜👍
続いてこれまたザ・昭和な建物の床屋さん「若松」さん発見。
良いねぇ、仙台と富士宮の床屋さんもこんな感じの店はどうよ😒
なんていってるうちにまた汗まみれになり飛び込んだのは栃木市のアンテナショップ「コエド市場」。
こちらで東武スーパーチケット特典のソフトクリームがいただけるのだ。
フゥゥゥ〜、ホッと一息。
再びそこを出ていい感じの建物を観ながら進み、
栃銀の角を左折して信号を三つ進んだところにある「岩下の新生姜ミュージアム」へ。
このピンクの館でも障害者割引適用さ( ̄∀ ̄)
ピンク
またピンク
あくまでもピンク
そしてピンクの生姜男。
ブースカもゴジラもヘドラだってピンクさ。
岩シカのジンジャ神社
そしてなぜか「早川義夫」さんのサイン。
昭和の良い子ならだれでも知っている「サルビアの花」の作曲者にして「ジャックス」のメンバー。
そんなこと知らない人たちには「ごめんね ごめんね〜」
ということで「岩下の新生姜ミュージアム」を後にしてまたまた汗だくになりながらたどり着いたのは、
ザ・昭和な銭湯「玉川の湯」通称・金魚湯。
こちらは昔からの宴会場をスケボーの練習場に変えて話題になり、何度かテレビでも見たことがあったが、我らは板っきれに乗っかって滑るような器用さはないので風呂、ただ汗を流してサッパリしたいだけのひとっ風呂さ。
2時開店のお風呂に3時前に到着したら、常連のお爺さん二人が風呂上がりに脱衣場で高校野球を見ているだけのほぼ貸し切り状態。
湯船は3つそれぞれ色の違うお湯が張ってあり、奥のタイルの壁に水槽が埋め込まれていて金魚が泳いでいる、金魚湯の由来ね。
常連さんはシャンプーや石鹸をキープしてあるが、
我らは洗顔フォームと髭剃りしか持ってこなかったので、番台のオバチャンから50円でボディソープを購入。
昭和の良い子のころは近所の銭湯はみんなこんな感じだった、ホッとする。
汗を流してサッパリしたけれど、こちらもザ・昭和な建物のためエアコンがなく扇風機でしばらく体を冷ましてから服を着たが、旅先にこういう銭湯があると嬉しい。
午後3時を過ぎて日差しは少し和らぎ風は心地いい、「歌麿通り」を風に吹かれてブラブラと駅へ戻った。
そして帰りは「スベーシアX」。
スタンダードシートでも先代のスペーシアより広くゆったり感じられ、
快適な鉄旅はわずか1時間で北千住駅に着いてしまった。
やっぱり東武鉄道はコスパ最高だ、もう少ししたら今度こそプレミアムシート以上の素敵な座席を確保して、日光か鬼怒川へ旅しよう。
蔵の街はどうだった❓と小僧に聞くと、「最高です、夕飯はなんにしますか」だって(@_@)