ドラえもんトラムで海王丸へ

かつて富山の薬売りのオバちゃんから買った薬を使っていた昭和の良い子は、その甲斐もなくポンコツになってしまいましたとさ(￣◇￣;)

駅には「富山マラソン」の臨時列車の案内があったり、道路のあちこちに通行規制の看板があった。

金沢といい富山といい、走りたいマラソン大会だったが、今は夢・・・。

「立川志の輔」師匠から「きのどくな」と言われてしまうワテクシ。

さてこの日の宿は、富山駅から車で10分少々の呉羽丘陵の頂上に建つ「呉羽ハイツ」。

 

かつてここは上杉謙信の越中攻めに備えて「白鳥城」が築かれ、その後織田信長の命を受け富山藩主だった佐々成政が治めていたが、信長の死後豊臣秀吉が侵攻して「白鳥城」に本陣を構えた、という歴史のある地。

 

露天風呂からは射水や高岡、富山市街を眺望できる。

そして部屋の窓からは富山のスカイツリーとも呼ばれる❓NHKの3基の赤白電波塔が見える。

夕食は栗の釜めし、刺身、天ぷら、牛肉、ホタルイカ、などなど盛りだくさん。

しっかり食べて風呂にゆっくり入って足をマッサージして、10時前には寝てしまった。

 

 

翌朝、天気は晴れのち曇りで雨は降らないという予報、かあちゃんがリュックに詰め込んだ雨合羽の出番はなく、宿の車で富山駅まで送迎してもらい「あいの風とやま鉄道」に乗って高山へ。

高山市は「藤子・Ｆ・不二雄」の生誕地、「万葉線」の乗り場にはポストがあり、市内を走るトラムはドラえもんだった。

外も中もドラえもん、ファンにはたまらんでしょう。

トラムは市内を抜け海の方に走ってゆく、途中にはかつて北前船の中継地として栄えた内川があったりのんびり散策するにはいいが、帰りの新幹線の時間もあるので今回はパスしてその先の「海王丸」で下りて海へ向かう。

 

海へ出ると快晴、かつての商船学校の練習船、海の貴婦人と称される帆船「海王丸」と

その向かいには海上保安庁の船と「富山マラソン」のコースになっている新湊大橋が見える。

どうやらここも恋人の聖地らしい、稼ぐなぁ「桂由美」😏


折角だし障害者手帳で無料だったし、「海王丸」に乗船してみた。

練習生の2段ベッド、けっこう狭い。

さすが船長、専用の浴室がある。

ヨーソロー、腹減ったぁ〜、

ってことで、海王丸パークから歩いて400メートルくらいのところにある「新湊きっときと市場」へ。

近づくにつれカニを茹でる匂いが強くなってくる。

ひゃ〜、きっときとのズワイガニじゃ、これを一杯買って中のテーブルで無心に食べる観光客がチラホラ。

月曜日だからだろう人はそれほど多くなく、目当てにしていた寿司屋は定休日であったΣ（・□・；）

 

さてどうするか❓カニはかあちゃんが無口になってトランス状態に入ってしまうし、小僧には全部剥いてやらにぁならんし、まあ他の海鮮ものもきっときとでうまいだろうから目についた店へ。
で、小僧は盛りだくさん。

 

オヤジはご飯はいらないから単品で白エビのかき揚げと、

「のどくろ」の塩焼き。

 

なんだけど、やはり腹が減っていたうえ「のどくろ」が美味すぎて写真を撮ることを忘れてしまいこの始末。

東京で食べた「のどくろ」という名の魚とは雲泥の差、これは美味い旨すぎて小僧の白飯を横から摘んじゃう。

なるほど「錦織圭」が食べたいと言ったのが頷ける。

かくてこの2日間、入った飲食店で1度もハズレがなく美味い地のものを食べられて満足。

 

帰りも万葉線に乗ろうかと思ったが、ちょうどよく富山駅まで行ってくれる「ぶりかにバス」がやって来たので、それにまた手帳の御利益で半額で乗り込んだ。

バスは海王丸パークのところから新湊大橋に入っていき橋を渡る。

嗚呼、富山マラソンでこの橋を走ってみたかった・・・。

 

富山駅の構内にあったポスター。

今日もくるぶしに絆創膏を貼ってやや足を引きづり気味で歩いていたポンコツ、「とほ活」じゃなくて「トホホな活動」だったかも。

 

けれどこの3日間で歩いた距離は41㎞強、フルマラソンと同じ距離をトホホと歩いたわけだ。

帰りの新幹線かがやきの車内で、またちょっと地のものをやった。

良かったなぁ北陸、また行きたい‼️

 

 

あ、ところで「きときと」とはどう意味かと小僧に問えば「油でベトベトです」なんて答えたが、これは富山弁で「活き活きしてる」とか「新鮮な」という意味で、「この魚は朝とれで『きときと』やチャ」なんて使う。

 

それと「志の輔」師匠のポスターの「きのどくな」とは、「ありがとう」という意味であります。

 

というわけでムスメよ、

このオヤジに他意はござらんm(_ _)m