大型の台風が接近してくる模様は、あたかも巨大怪獣の侵攻のようだ。
「山本弘」著の「MM9」はそれをよく表していて、あっという間にシリーズを読み終えたものだ。
本当に気象庁に「気特対」 ( 気象庁/特異生物部/対策課 )が存在してたら、脳裏に科学特捜隊のテーマを奏でながら試験を受けたろう。
不謹慎だと言われようとも昭和の怪獣世代は、婚活女子が惚れた男に言うように「だって好きなんだもん」とジジイになっても怪獣LOVEだ。
だから「MM9」はもちろんのこと、怪獣小説といっていいジャンルを読み漁っているのだ。
そんなレーダーを張っていたら引っかかったのが、「ジェレミー・ロビンソン」と言う人が書いた「プロジェクトネメシス」。
いゃ~、このヤンキーも怪獣大好きじゃん !!
もう最近はハリウッドも「怪物」「モンスター」じゃなくて「怪獣」だもの、本家の日本が完全に出し抜かれちゃった感じ。
本屋さんでたまたま
「フランケンシュタインの怪獣完全資料集成」
を見つけて買おうかどうか散々迷った挙句、お気に入りのシーンの写真がなかったので泣く泣く諦めたのだが、「ブラッド・ピッド」や「クエンティン・タランティーノ」などに影響を与えたこの作品は今でも時々観てしまい、「殺獣メーサー光線」をあびたようにしびれちゃうのよねぇ。
ある意味ゴジラより好きかも💕
で、「プロジェクトネメシス」。
もう一気読み必至のテンポのいい展開で、主人公は「国土安全保障省」の架空のセクション「フュージョンセンターP」の主任捜査官。
この「フュージョンセンターP」のPはパラノーマルのことで、「Xファイル」を彷彿とさせるコンビが第一形態から第四形態まで変化しながら巨大化する怪獣を追ってゆく。
「怪獣」という文化を生んだ日本への敬意か侮蔑か❓日本の元自衛官も重要な役割で登場し、くんずほぐれつの格闘と破壊でありえない脅威に無力な米軍が翻弄される。
絶対に倒せない巨大怪獣を相手に、どうなるんだどうするんだと読み進むと続編へ・・・となってしまう。
アメリカではすでにシリーズが続々と刊行されているようだが日本ではまだ・・・、なのでリンクしているという「怪物島」を読むことに。
ベタなタイトルだが原題は「island 731」!(◎_◎;)、ナチスの悪魔の医者「ヨゼフ・メンゲレ」もあれよの石井731部隊がどういうわけかミッドウェーの孤島で怪しげな実験を繰り返して怪物を生み出したという「ドクターモローの島」顔負けなお話し。
ある書評によると「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」を彷彿するなんてのもあって、即読み始めてしまった。
多分これもあっちゅ~まに読んじゃうと思って、同じ著者の「神話の遺伝子」も手元に置き、
さらに「グレッグ・ベック」という人の「クウォトアンの生贄」
上下巻も入手した。
これでしばらくは「怪獣切れ」にならずにすむだろう、
アンギャャャ~ !!
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