お好み夜話-Ver2

雨の珍事

昨日、小僧が勢いこんで言った。

「今夜バケツが降ってくるのでご注意ください」

バケツ⁉️

ドリフのコントじゃあるまいし、タライじゃなくてバケツか。

当たりどころが悪かったら死んじゃうし、スポッと頭にかぶっちゃったら何にも見えやしない😅

おいおい、そりゃ「バケツをひっくり返したような雨」ってことだろうがっ‼️

そうこうしているうちに雨は激しくなり、バケツが降ってくる前に小僧は帰った。

しかしさすがにバケツはないだろうが、空からありえないものが降ってくる事例は昔から報告されている。

そういう現象のことを「ファフロツキーズ現象」というのだそうな。

日本でも「怪雨(かいう)」とか「怪し雨(あやしあめ)」と呼ばれて江戸時代ぐらいから伝えられているようだ。

たとえば、

1828年アメリカ、メリーランド州ケンブリッジで数百匹もの魚が降った。

1833年インド、フッテプールで日干しになった魚が3000匹~4000匹も空から降った。

1890年イタリア、カラブリア州で真っ赤な血の雨が降った。

1901年アメリカ、ミネソタ州ミネアポリスでカエルやヒキガエルが降った。

1995年イギリス、オックスフォードシャー州で大量の10ポンド紙幣が降った。

2009年日本、石川県七尾市などで大量のオタマジャクシが降った。

等々。

むかーしむかし、オカルト雑誌「ムー」を読んでいてそんな現象があることを知っていたが、カエルとか魚が結構多いような気がした。

ま、モーセの「出エジプト記」にもそんなようなことがあったようだし、ヘンなことは今でもあるのだろうね。

その原因を竜巻や強風や、鳥が吐き出したとか飛行機からの落下物だとか、いろいろいわれているけれど、決定打がないのも事実だ。

だって、竜巻がカエルを巻き上げて違う場所に落としたとしても、なぜカエルだけっていう疑問が残るし、鳥が吐き出したにしてもあまりにも大量すぎる。

そう考えりゃ、バケツ工場を竜巻が襲って大量のバケツが飛んでいくこともあるかもしれない。

アホ議員が失言をするぐらいあり得ることかもしれん。


いずれにしてもバケツやカエルよりも、大量の現金が降ってきてくれないかなと帰路につくと、自宅の近所の商店街の道端に、一匹の牛蛙がちょこなんと座っていた。

その体長は20センチは下らない。

エッ(; ̄O ̄)、暖冬とはいえ春にはまだ早い、なぜ牛蛙が❓しかも商店街に❓

カエルは黒々とした目でこちらを見上げ、まんじりとも動かない。

きっと出てきたものの、この雨の寒さで動けないのかもしれない。

だが空から降ってきたのではないだろう。

牛蛙は食用だから、こ奴を捕らえて持って帰り、魔法使いのおばあさんのようにヒヒヒと笑ってカエルのスープでも作って飲めば、我ら親子3人暖かく夜を越せるかもしれない・・・。

しばし考え、ひょっとすると神の遣いかもしれんと思い直し、神の遣いを食っちまったら地獄に落ちるかもしれんとそのまま放置した。

いやぁ、いろんなことがおこる雨の夜であります。

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