お好み夜話-Ver2

何がおこるかわからない😓

午前9時の時点で気温19度、しかし日向の体感温度はもっと高く、これからじわじわと26度ぐらいまで上がるという。

かあちゃんは恐れ多くもBブロックから、9時20分に10マイルをスタートした。



フルマラソンは10時のスタート、日向にいるだけで体力を消耗してしまいそうなので、日陰でストレッチして体を休めてスタートを待った。

アナウンスでしきりに早めの水分補給を心がけるよう呼びかけ、記録よりも記憶に残る走りで笑顔で帰ってきてくださいと注意喚起。

スタート10分前に恐れ多くもCブロックに整列するが、今日ばかりはランシャツにランパンの軽装のランナーが羨ましくなる暑さだ。

地元茨城出身の「アントキの猪木」の掛け声のあと号砲が鳴るが、まったく進まない。

ゆっくり歩いてスタートゲートのところへ来てようやく走り始める、その差4分。

スタートしてすぐに陸橋や上り坂があるので、6:40を心がけようと決めていたのに、相変わらず周りのペースにつられて6分10秒で2㎞地点を通過。

すでに汗ビッショリ💦 だが呼吸は楽で足も軽いしペットボトルを手に持って走っていたので、流れにまかせて5㎞の給水をスルー。

7㎞地点でペットボトルの水をうなじにかけ、飲み、それで10㎞の給水所もスルー。

12㎞地点で水がなくなり、次の給水所が恋しくなる。

お待ちかねの15㎞給水所がっ!(◎_◎;)

水がない‼️ 水のポリバケツは空っぽで、スポーツドリンクさえわずか。

水を求めて集まってきたランナー愕然‼️

仕方がないから先へ向かうが、途中の民家の方が水道を開放してくれていたり、私設エイドを設けていてくれたりと、この暑さに対応できなかった主催者の不備を補ってくれる。

17㎞の関門を過ぎると、もう歩く人がたくさん。

中間点を過ぎる前にウォーキング大会の様相を呈するなんて、この大会では初めてのことだ。

暑さに参って日陰でへばっている人、救護車に運び込まれる人、倒れてピクリともしない人を3、4人見かける。

それでもペースを崩さずなんとか走ってはいるが、いつも中間点を過ぎて30㎞手前あたりで魔が待っているので要注意。


20㎞を通過、最後の下り坂を駆け下り湖が見えると風が出て気持ちが良い。

中間点通過タイムは2時間22分28秒、ここまで5㎞ごとのスプリットタイムは31分ほどで、前々回とほぼ同じ。

だが、師匠と走った前々回は、これを過ぎてから冷や汗がでてめまいを感じ、膝っこぞうの脇が腫れ上がりふくらはぎがつって失速。

前回はこれより早く中間点通過は2時間6分08秒、だがこの後歯の根がガチガチするほどの氷雨と強風にやられ大失速。

ゴールタイムは前々回が4時間57分29秒、前回が4時間56分04秒。

ということは、今回アクシデントがなきゃ先の記録を上回れるかもしれない。

幸いにも足は平気だし呼吸も問題ない、ただ暑くて喉がカラカラということが心配。

25㎞の手前で昼から一杯飲んじゃってご機嫌なオジサンが沿道で、

「もうちょいで休憩所だべ、がんばんべぇ」

と声を張り上げているが、休んでどうするよオジサン、休憩所じゃなくて給水所ね。

などと心の中でツッコミを入れ、給水所まであと500mの看板を見て急ぐ。

がっ!!
水が間に合わない‼️

ホースでじゃんじゃん水をポリバケツに流しているのだが、たまる間も飲み干されて水待ちの列ができる。

スポーツドリンクはなんとかあったので飲み干し、わずかな水を頭からかぶり先へ。


25㎞から30㎞まではほんとうに長かった。

沿道の自販機でドリンクを買うランナーが列を作っているなんて、はじめて見る光景だ。

倒れている人も10数人確認し、救急車が出動し、ドクターランナーは大忙し、救護所のテントでは何人ものランナーが額にタオルをのせて臥せっているし、収容バスに乗るために座り込んでいるランナーの数の多いこと。

あの地獄の新東名マラソンを思い出すが、あれは高速道路の上で退避する場所も日陰もなかったから修羅場になったけれど、かすみがうらは沿道の方が私設エイドを出してくださり助かった。

庭先からホースでシャワーをしてくれたり、毎年家族総出でお茶や果物や漬物をふるまってくださる家もあり、感謝感謝でそれを頂く。

自衛隊の霞ヶ浦駐屯地からも給水車が出て、自衛隊員が黙々と作業をしている。

タンクにどのくらいの水が入るのかと聞くと、およそ1トンだそうだが、大きなポリバケツの水があっという間に空になり、次から次へ水を補給している。

柄杓の水を頭からかけてもらい走り出すが、1キロもしないうちに乾いてしまう。

「それ、髪の毛が薄いからじゃない」

いらんこと言うなー、投げちゃん‼️

と、妄想ツッコミを入れながら、ふと気がつくと体が左に傾いでいる。

左に左に寄っていき、田んぼに落ちそうになる😯

これはいけない、熱中症⁉️

ヤバいから歩いた。

肩と首筋がガチガチに張っていて、すでに喉はカラカラ。

30㎞の通過タイムがそれでも3時間30分42秒、これならあと12㎞ちょい頑張れは設定タイムでゴールできる。

再び走り出すが、今度は腹が痛くなってきた。

お腹に力が入らなきゃペースを上げられるわけがない、ノロノロと喘ぎだす。

30㎞から35㎞まで、なんと50分もかかってしまった😖

途中でトイレに入って、エアーサロンパスを吹いて、バナナなんぞ食べてしまって一服してしまったから・・・。

まあなんとか足はつってないからまた走り出したが、2㎞も行かないうちにまた腹が痛くなり、汗や水をかぶったりしたから冷えっ腹⁉️などと考えながら40㎞の給水所でトイレ。

マラソンで2度もトイレに入ったのは初めてだ👎


それからは最後まで意地でも歩かずゴールしようと決めて走り出すが、すでに5時間過ぎたことにショックを受け、30㎞地点からのスプリットタイムが25㎞地点までとは10分~20分も遅れていることに気ずかされた。

最後まで雨の一つも降らず、ドピーカンのままゴールして、タイムは5時間18分44秒、4度の「かすみがうらマラソン」で最悪の結果。

今回も30㎞過ぎで魔が待っていた・・・。

でも総合順位は13962人中7398位、50歳代の順位は3513人中1830位で、前回とほぼ同じということは何を意味するのか。

まあ何れにしても練習不足は否めない。

こうして1年ぶりのフルマラソンはとりあえず課題満載で終わった。


ゴール後にもらったスポーツドリンクを一気飲み、着替えながら水素水を一気飲み、それでもまだ乾きが癒えず自販機で水かコーラを買おうとしたが、どこも売り切れ。

コンビニはランナーでごった返し、ドリンクの棚には行列ができているので移動して次へ行ったがそこも満杯。

駅前の飲食店が店頭で冷えた一番搾りを500円で販売していたので、もう我慢できなくて紙コップの生ビールを一気飲み。

駅の中でも売店や自販機は水とコーラは売り切れ状態。

明日はドリンク屋さんが大忙しだ。


ランナーで満員の電車に揺られていたら、バタッという音とともに人が倒れた。

近くにいたランナー達が助け起こし席を譲ったが、しばらくしてまた一人倒れた。

1車両にふたりも倒れる人がいるなんて、軽い熱中所なのかもしれない。

つり革につかまっていたオヤジも危うく落ちそうだったが、昨夜は4時間も寝ていなかったための疲れと眠気だ。

しかし熱中症になりかかったのかもしれず、早く水分補給をしなければ、シュワシュワの栄養ドリンクを補給しなければと、朝から何にも食べていないオヤジの頭の中には琥珀色の水のことしかないのであった。


来年もリベンジ!!

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「もぐRUN歩」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事