プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

東儀秀樹×古澤巌×coba 全国ツアー 2017

2017年10月30日 | その他映像関連。
コンサートへ行って来た。

前回は東儀秀樹と古澤巌の2人だったが、今回はcobaもいた。
楽しかった(^o^)。
ただ演出が、3年前とあんまり変わってないのは良くない。
だいたい観客の顔ぶれは決まってるんだから、不精せずに何か考えんかい。
……と思ったが、狩衣のシーンがやたらと印象的になのでそう思うだけなのかもしれないな。
狩衣シーンはお約束ということで、むしろないと物足りないと捉えるべきかもしれない。←洗脳(^^;)。


パンフレット買ってこなかったので、曲はわからない(^^;)。
楽器編成は3人の他はピアノと電子ピアノとギターとドラムとベースだったので、どっちかというと
ドカドカいう曲調の方が多し。
ノリがいいのも楽しいが、どっちかといったら旋律を聴かせるものの方が好きかな。

なので、お約束の狩衣姿での笙とバイオリンの曲とかはとても好き。
あと基本的に超絶技巧が好きなので、古澤さんが最初から最後までやたら弾きまくる
(あまりにも弾きすぎて笑えてくる)何だかって曲も楽しかった。

初めて聞いたけど、cobaのアコーディオンもいいね。バンド編成と一番合うのはやはりアコーディオンかな。
篳篥とアコーディオンはそんなに負けてないんだけど、バイオリンとアコーディオンでは完全にバイオリンが
負けている曲があった。アコーディオンの音量の問題なのか。せっかくアンプ通してるんだから調整を。

わりあいcobaはMCは少な目で、少しエンリョしていた?もっと喋るイメージ。
わたしはcobaも狩衣を着るのかなと期待していたのだが、狩衣は東儀秀樹と古澤さんだけでした。
まあ狩衣で、バイオリンはぎりぎり弾けてもアコーディオンは無理かも。

1曲目から東儀秀樹がスタンディングをアオるので「ええっ!1曲目から!?」と素で突っ込んだ。
3人いるから、1人しかステージ上にいない時間帯も2回ずつくらいあるんだけれども、
cobaが「今から演奏するのはダンスミュージックなので、みなさん、願わくば、出来得れば、立ってお願いします!」と。
そういうわけで、概してノリの悪い仙台の客も(しかも年配者多いですからね)けっこう立ったり座ったりしてました。

アンコールは2曲で、最後がリベルタンゴ。まあこれがないとね。


盛り上がって楽しかった。また行きたいです。




「この曲の演奏中だけは写真撮影OKにします。SNSとかツイッターとか、どんな使い方をしてもかまいません」
という太っ腹なことを言っていた。わたしはガラケーなので撮らなかったが、
まあそう言われると考えもしなかった人でも撮りたくなるのは人情と言うもので、けっこうみんな撮っていた。

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< 宮本亜門演出・ミュージカル狸御殿 >(テレビ視聴) 

2017年04月24日 | その他映像関連。
舞台のテレビ放映というのは、なんとなく見るのがめんどくさいものだが
(あんまりノレないのかもね。なら録画するなっちゅうねん)これは見ていて億劫感がなかった。楽しかった。
何にも考えないで見るのが吉の舞台。話が散漫だしねえ。いや、いい意味で。


賑やかでオバカな舞台で見てて楽しい。いろいろなパロディが入って来てたし、そもそも話はシンデレラだし、
しかし意地悪なお姉さんが男優が女装してやってるから陰湿感なくひたすらコメディだし……
けっこう人数が出ていて、あっちこっち話が右往左往する気味がなきにしもあらずだが、
そういうのあんまり気にしなければ大丈夫。

松也の顔が細くなっててびっくりした!旅番組のナビゲーターで何度か見ただけなんだけど、
数年前までは顔のシルエット、どっちかというふっくら系だったよね?
今回シュッとした頬の線を見て、お前はダレだ!という感じだった。
それに伴ってかっこよくもなっていて、これは人気出るだろうなと思った。
歌も上手かったですね。

ヒロインの瀧本美織なる人は、歌はもうちょっと……かな。可愛かったのでいいんですけどね。
渡辺えりが松也のお母さん役で領主未亡人?こういうコメディなら、本人もっとはっちゃける予想でいたのだが、
意外にしっとりしていてそこが良かった。周りが存分にはっちゃけるので、渡辺えりがいい抑えになっていた。

小倉久寛はいかにも狸が似合うわ~。まあ登場人物みな狸なんだけどね。
ザ・狸オブザ狸。ほっとする。

赤井英和の歌下手っぷりはそれはそれで芸でした。渡辺えりと昔恋仲だった山賊の親分という役どころ。
この組合わせの二重唱とか、なんか良かったなあ。

森の守り神シロモクレンの精を(わたしはハクモクレン派だが)城南海という人がやっていて、上手かった。
沖縄かと思ったら奄美だそうだ。いい歌い手さん。
それに対してオペラ畑の人も来ていて、高笑いが見事だった。翠千賀という人らしい。
わたしは高笑いが上手い役者は上手い認定をする。
夜の女王のアリアの替え歌なんかも歌ってましたよ。すごいしかめっ面とかもして、オペラ歌手というよりちゃんと舞台役者でしたね。
この二人の掛け合いが(二重唱としてのメロディはダメダメだと思うけど)声で競ってたなあ。

青木さやかがどこでもいい仕事してますね。
……あちこちで見ている気がしてwikiで調べたところ、わたしは見たことがあるのは「大空港2013」と
「オリエント急行の殺人」と「ブラックプレジデント」だけだった。まあ今回で4つ目で、
4つ以上はイッパイでいいでしょう。
女優と名乗っていいくらいですね。芸人としては決して好きな方ではなかったが、今は見直している。

あ、そうそう、花緑。なんでナレーターが突然カッパに……という話の必然性に首を傾げつつ、
落語家を上手く使いましたね。最初はちょっとスベってるかなーという気もしたが。


全体的に曲はなー。昔の曲を流用している部分も多々あったようで、それはそれで悪くはないが、
曲自体の出来には全体的に不満。
名ミュージカルには名アリアを求めたいんだよね、わたしは。
歌いたくなる曲がなかったからねえ。こういう不安定な(キマってない)メロディの曲が多用されるから、
ミュージカル嫌いに訴求しないのだ。そういう意味で名曲を数々生んだ、ロイド=ウェバーは天才。

演ってる役者がみんな楽しそうで良かった。
見た目も派手で明るくて楽しかった。
いい舞台でした。テレビで見たんだけれども。


けっこう前、鈴木清順が「オペレッタ狸御殿」という映画を作ってて、映画館で見たなー。
ストーリーはすっかり忘れてしまった。チャン・ツィイーが初めて邦画登場!で話題だった気がする。
多分今回のミュージカルとはほとんど違う話だと思う。











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< ラスト・コップ シーズン2 >(Hulu視聴)

2017年03月24日 | その他映像関連。
シーズン1はたしかHuluオリジナル。今回はシーズン2でテレビ放映。若干雰囲気は変わった気がした。
シーズン1の方が普通だった。シーズン2の方がウルサくなっていた。

具体的には結衣ちゃんがデパート店員から横浜署の交通課へのまさかの転職(そうしないと筋に絡めないもんね)し、
役柄が相当コミカルになっていた。
亮太くんが騒がしくなっていた。
藤木直人が敵役?ライバル役?でキャストに加わっていた。

でもウルサくなっても好きでした。
しかも最終話は生放送というわけのわからない企画で、若干ぐだぐだだったんだけれども
(佐々木希が大きくトチったらしい。そしてけっこうみんなアドリブが多く、グダグダ。
唐沢寿明が藤木直人に向かって「お前、生放送でもトチらねえなあ」と言っていた)
それはそれで面白かった。

何しろ爆発に巻き込まれて30年植物状態で眠っていた刑事が目覚めて大暴れ、という話なので、なつかしネタが満載。
なつかしネタの他にも、名作ドラマのパロディとか多々あって、大丈夫かしらこんなにパクって、というレベル。
作り手、だいぶ遊んでたなあ。

「レンタル救世主」と一瞬コラボしていて、唐沢たちが聞き込み?に行くメイドカフェのレンタル店長が沢村一樹という役どころ。
沢村一樹、背広の上にひらひらエプロン、という恰好ですからね。
この組み合わせどっかで見たな。ああ、「ナポレオンの村」か。まああっちも全体的にはコミカルだったけど、
少なくても唐沢と沢村一樹の関係性はシリアスだった。今回は超コメディ。なんか笑える。

そしてテレビでは10話で終わりだったんだけど、Huluではオマケのアナザーストーリーが30分前後のを4本、
さらに窪田正孝が収録日にインフルエンザになったらしく、オマケのオマケで(また若干グダグダな)
番外編があったりして(しかし「きびだん♪きびだん♪くださいな♪」のフレーズが妙に頭に残る……)、
そのユルさが気に入っている。

GWには映画にもなるそうで、……このユルさはとても金を払って映画館で見るという気には……
いやいや、でもわたしは好きなので、その頃に他の見たい映画が目白押し!という状況じゃなければ、見に行くかも。
まあ基本、テレビドラマを映画に繋ぐ手法は嫌いだけどね。




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< 世界遺産で神話を舞う ~人間国宝・能楽師とギリシャ人演出家~ >(テレビ視聴)

2016年03月31日 | その他映像関連。
この番組タイトルは地味ですね。
せめて梅若玄祥の名前くらいは出したらどうなのか。
それでもわたしの目にとまったくらいだから、結果的にこのタイトルで問題ないということか。

前に梅若玄祥×葉加瀬太郎のコラボの番組を見た。
ここで初めて梅若玄祥の名前を知り。印象に残っていた。今回は外国人とのコラボですか。

ギリシア悲劇と能は相性がいいように感じていた。非常に大雑把だが、
……古代ギリシアも日本も自然神信仰の多神教でしょ。
蜷川演出の日本人によるギリシャ悲劇をテレビで見たことがある。
もちろん音吐朗々の台詞回しは全く能にはないものだけど、
演劇に聖性が必要とされることは大きな一致点。
大道具がシンプルだったのもまた一致点。


しかし横のものを縦にしようというんだから数々の衝突はね。

テレビ番組ではこの衝突の部分を全然深く描いてくれなくて不満だった。
ここをしっかり描いてくれたら、より一層「能とは・ギリシャ劇とは」という部分がよくわかったと思うのに。
でも衝突のさわりだけでも多少はわかった部分がある。
世界的古典でも、大きな読み違えをすることもあるということ。

ちなみにわたしは、通して読んだという意味では世界こども名作全集かなんかの
オデュッセイアしか読んだことがない。
でもあれはそれなりに分量があったし(大判辞書1冊分くらいの大きさ。寝転がって読むには相当重い)
多分大人も読めるくらいしっかりと書いてあった記憶がある。
いい本だった気がしますよ。その後のわたしの数十年、これでオデュッセイアをまかなってきたんだから。


今回の演目は「ネキア」。オデュッセイアの冥府行の部分をいうらしい。初耳。
いやあ、初耳。冥府行自体は「ああ、そんなのもあったな」程度の記憶はあるけど、
オデュッセイアを全体としてみるならば、脇筋で、もっといえばオデュッセウスの中でわざわざこれを
能にするかね、という地味な部分。――と、一般的にいっていいのかどうか知らないが、わたしはそう思った。
能といえば死者。死者を出したくてわざわざコレなのかなあという感想。

能の脚本にする人も、まあわたし程度の読み込みではないだろうが、やはりだいぶ読み違えていたらしい。
能って多分登場人物が2人か3人がベストだよね。しかしネキアではオデュッセウスがテイレシアスに
予言をしてもらうという主目的に加え、その時点で死んでいる、母やアイアス、色々な人に出会う。
話としてはキルケーも出るのかな?

これを、多分最初の脚本では登場人物を数人に削ったんだろう。
梅若さんがテイレシアス。これがシテでオデュッセウスがワキなのは、多分能としては基本的な割り振りだろう。
日本人としてはこれだけでいいように思えるが、――ギリシア人としてはそれだけじゃだめなんだって。

死者のなかにはアイアスがいる。アイアスはアキレウスの死後、その鎧をオデュッセウスと争い、
それが原因で狂い死にした猛将。深い因縁の相手。
それが出てこない「ネキア」は「ネキア」じゃないと。

――これをわたしは日本古来の物語で例えてみようとしているんだけど、なかなか思いつかない。
オデュッセイアに対応するには古事記あたりからもってきたいところだが……
アメノウズメが登場しない天の岩戸?
タケミナカタのエピソードがない国譲り?
うーん。これ!というぴったり感に欠けるなあ。そもそも古事記って、シーンごとの登場人物少ないもんなあ。
群像劇になるわけがないのだ。

が、ネキアのシーンは有名無名の死者がわさわさといる――というイメージだが、何しろ読んだのは
世界こども全集の頃なのでさだかではない――ので、多分そのわさわさ感も必要なんだろう。
ちょっとね。ネキアの内容がね。全然わからないからね。皆目見当がつかない状態で書いてるんだけどね。

そもそも日本語Wikiに、11歌の内容としてアイアスのことが全く触れられていない時点で、
日本人の読みとしてはアイアスの扱いが軽いんだなあ、というのを実感。
ならばギリシャ語Wikiや英語Wikiはどうかというと、英語Wikiは意外なほど記事全体が短く、
章ごとのあらすじなんて記載されてないし、ギリシャ語Wikiは――ギリシャ語読めないのでわからん。

やっぱりギリシア古典の脚本を作ろうというなら、ギリシャ人との密なる相談は必要だよねー。
テレビでは、最初は全く日本側で作り、稽古もしてほとんど出来上がってから(つまり相当時間的に切羽詰まってから)
ギリシャ側から全面改稿の申し入れがあったように描いてあった。
作り手側は能は日本のもんだし、脚本は能の作法で書くもんだし、いくら演出家がギリシャ人だからといって
自分たちでやるつもりで作ってたんだろうけど、話の根幹が違うと言われたらなあ。
足元をすくわれた思いだろう。もっと最初からお互いで細かく意見を交換しておくべきだよね。
せめて電気的に会えるくらいは出来る限り会って喋っていた方がいい。今どきスカイプとかあるんだからさあ。

花道が超長いのも、柱の代わりに池?があるのも、演者は大変だろうと思った。
それをもう達観したように“なんでもやる”感じの梅若さんもお疲れさま。と思った。



で、舞台としては……



やっぱり人が多すぎてわさわさ感が強くて、まあそんなにいいもんとは思わなかったね。
わたしは、能はその演者の「存在」が「動く」際に美しさを感じるものだと思うが、
大勢舞台にあがったお弟子さんたちは、さささっと動いて、それでは単に移動であろう。
なんていうかね。存在の重み――だと思うんだよね。能の真骨頂は。
そこがあまり出てなかった。

ただ、新しい試みはなんでもやってみなきゃ始まらないし、今回のチャレンジも努力賞だと思う。
しかし梅若さんほどの人でも、今回の条件ではおいそれとは名作を生み出せない。
力量が充分にあってもこれだから、よくよく難しいことなんだろうなあ。





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< 世界で一番美しい瞬間 幻想のカーニバル イタリア・べネチア >

2015年12月26日 | その他映像関連。
まず最初にNHKを思う存分罵らせてくれたまえ!

どーーーーーーしてNHKはこんなサイトしか作らないかね!!!
超ヒドイ!せめて文字情報だけでも、過去の放映番組の情報は載せておくべきだろう!!
最低限、タイトルといつどこに行ったかくらいは!誰が行ったかくらいは!!写真の一枚くらいは!!
NHKはアーカイブの機能をもう少し何とかしろ!!
いやしくも一度世に問うた番組なら、あとで見て何の情報も提供してないなんてどれだけ無責任!!
あれだけ再放送してるのに。再放送を見た後で、内容の詳細を見たくても何もわからないじゃないか!

激怒。




※※※※※※※※※※※※




世に旅行番組は数々あり、みんな大同小異。
この番組のシリーズも、始まった時には一応チェックしたがそこまでの独自性は感じず、
ごくまれに興味を惹かれた場合のみ視聴している。今まで多分5、6回。

NHKは基本、映像がきれいでそこはアドバンテージだけど、
正直、局アナがレポーターをやっているのを見ていると、
――受信料でずいぶんいい思いしてるね?と感じる。
まあ嫉妬ですけれども。そしてタレントを派遣するよりは局アナの方がはるかに金がかからず、
受信料を上手に使っているということなんだろうと頭では考えるんだけども。
スナオな気持ちとしてはそう。


しかし今回再放送で見たヴェネツィア編は感動した。


前にNHKが――たしかNHKだったと思うが――ヴェネツィアのカーニバルの番組を作ったことがある。
それは直球の素直な作りで、カーニバルの幻想性がとても美しかった。名作だと思う。


今回の番組は、それをちょうど裏返したような作り。
つまり、ヴェネツィアのカーニバルが本来そうであるべき地元民のものではなく、
観光客のためのものになっている現状。
……というのをがっつり描くのかと思ったら、ちょっと違った。
本来はそこをテーマにしてロケに行ったのではないかと思うのだが、
取材の過程で“女子刑務所”に行きあたってしまった。その素材がとても良かったので
話のメインをそちらにせざるを得なかった。と推測する。


カーニバル用のドレスを作っている小さい店を訪ねたら、“このドレスはジュデッカ島のとある場所で作っている”
と言われる。その場所を取材に行ったら、そこは実は女子刑務所だった。

単なる一視聴者であるわたしだけれど、実は女子刑務所だったと知らされた時はどうしていいかわからなかった。
どうしていいかというのも変な話だが、もし自分がリポーターの立場だったら――
突然女子刑務所。
まあさすがにリポーターの和久田麻由子アナウンサーに事前に全く知らされないということはないと思うが、
見た感じは彼女もだいぶとまどっているように見えた。

作っている人が普通に職業としてやっているなら問題ない。普通ににこやかに心を開いて取材すればいいだけ。
しかし女子刑務所。取材する当人は服役者。
笑っていいのか真面目な顔をするべきなのか、どの程度の距離感で話をするべきなのか。
それは取材対象に対しても、NHK局アナという立場においても。
わたしがリポートする立場なら瞬間的にその判断は出来ない。多分顔が強張ると思う。

しかし結局和久田アナの素直で人懐っこい、リポーターとして普通の態度が正解だったんだね。
一緒に笑い、一緒に泣き、一緒にドレスを作り――自分の子供のような年頃の女の子に対して、
その服役者も心を開いた。

いろいろ複雑だと思う。本人がよく取材を受けたなというのもそうだし、
周りの服役者もそれに対していろいろ思うところがあるだろうし、
なにしろ紀行番組ですからね。毒にも薬にもならない番組に出演すること。
外の世界からやってきてキャラキャラして帰る――結局そういうことになる。
番組として成立させるのにはいろいろなリスクがあるケースだ。

でも今回は、そういう中での最上の着地。
ドレスを買ってくれる人が出現し、その人が(規模は小さいけど)ドレスコンテストに出て、
「わたしが着ているのは(作り手である)彼女たちの誇りです」などととてもいいコメントをする。

――これをすべてやらせだと思うこともできるが、仮にそうだとしても、
わたしは褒められることが人生において何よりの栄養剤だと思っているから、
そのコンテストの映像を見たことは、彼女たちにとって決して無駄にはならないと思う。
彼女たち自身が例えやらせを疑ったとしても、それでも無駄にはならないと思う。

良かった。というか、良くあって欲しいと祈る。
良きことあれかし。



※※※※※※※※※※※※



そのエピソードの他に、地元民として参加して本来のカーニバルを取り戻そうとがんばるマダムのパートも良かった。
こちらは素直に美しかった。ヴェネツィアのカーニバルと言ったらこれだよね、という正統派な衣装。
まあこういうの見ると、こちらとしては複雑だ。こんな素敵なのなら実際に見てみたいと思う人が多いのは
無理ないし、行ったら参加したいと思うのも無理ないし、しかしあまりお金はかけたくないので、
なんちゃって衣装に走るというのも仕方ない部分がある。
本式の衣装だったら何万円かかかるでしょう。

でもなんちゃって衣装ばっかりになると、ヴェネツィアのカーニバルの価値は下がるだろうし。
かといって観光立国のヴェネツィアであまり参加者の規制を厳しくする方向にも行きにくかろうし。
ジレンマですな。

わたしははるかな昔、イギリスはロチェスターの街で開催されていた時代祭にたまたま行きあい、
ああっ!わたしもレトロドレス着たい!と瞬間的に激しく思ったことがあったのだが、
やっぱりああいう時ってアジア人が飛び入り参加したら艶消しだろうか。
結局かかるお金を考えて単なる見物人で終わったのだが、うーん。

お祭りって全体芸術だからね。
見た目はやはり大事で、アジア人が18世紀風ドレスを来て悦に入っているという状態はやはり迷惑なんだろうな。
残念だけど。
だっておわら風の盆に外国人が大挙して押し寄せて、安っぽい衣装に適当な踊りで参加したら嫌だし。
観光客にも節度をということですな。まあ難しい問題ではある。



……NHKがネット上に情報を残してないのは、そこらへんはウィキペディアとかに任せちゃって、
受信料を有効利用しようとかそういうことなの?
そう言われたとしたらグウの音も出ないが。……いや、でもやっぱり自局の情報は最低限のところは
提供すべきだと思う。




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Huluについて。

2015年07月21日 | その他映像関連。
何をどう間違ったのか、日本のドラマでさえめったに見ないわたしが、
ここんとこアメリカドラマを見まくって(?)いる。
そもそもなぜそんなことになったのか、その経緯を(他人様には全く関係ないことながら)語りたい。


以前はそんなにテレビっ子ではなかったはずなのだが、4、5年前に古いテレビを家族から貰い、
自分専用で見られるようになってから、けっこうな時間をテレビに費やしている。
とりわけ、4年くらい前に編み物を始めてからは、編み物の時にはテレビくらいつけてないと頭がヒマだし、
逆に集中を必要とする番組以外は(バスケットボール、作りこんだドラマ、映画など)
テレビだけを見ているのは暇なので手を動かしていたい。

しかし大いなる問題がある。
わたしは見る番組を選ぶ。その時たまたまやっているテレビで、見てもいいかなと思う番組に出会う確率がとても低い。
なのでわたしのテレビ生活は99%録画で出来ている。しかも大量のストックを必要とする。

まあリストマニアな性格のため、番組表をチェックして録画する番組を選ぶのは実はけっこう楽しい。
ふへへへへ、と笑いながら夜ごとリストアップする姿は……妖怪小豆洗いを彷彿とさせるであろう。


だが最近、録りためた番組の在庫が減って来た(^_^;)。
一時期は「こんなにため込んでどうするつもりなんだ!いつ見るんだ!」というほどの録画があったのに、
最近はそれが半減した。半減しても余裕で30時間や40時間はあるけれども、
HDレコーダとテレビでおそらく100時間とかあった録画が残り30時間となると
貯金が減ったようなうすら寒さ。

ここ3年くらい、休日に本を読む時間ががっつり減って、それが編み物(=テレビながら見)にシフトしてるからなあ。
さすがに在庫が減るかも……
しかもBS(特にNHKは)は再放送が多いし。
旅番組も、局が違えど行くところはだいたい決まっているので……つまりだんだん見たい番組が減って行く。


そのタイミングで。
まあちょっと興味を惹かれたアメリカドラマがあったんですな。「ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル」という。
D-LifeというBSのチャンネルが結構色々流してるのよ。
在庫も少なくなってきたし、今までほとんど見たことないアメリカドラマでも見てみようかい、と
見てみたらこれがわりと面白くて。

へー、アメリカドラマも面白いじゃん、と思って、そこから色々録画を拾い始めた。
その中の一つが「BONES ――骨は語る――」。
わたしはてっきり骨探偵のギデオン・何とかさんの話だと思っており、
おっさんの骨学者の話はあまり食指が動かんな、としばらく無視していたのだが、一度見たら全く違う話。
美人天才骨学者がそれなりにいい男のFBIと組んで事件を律儀に1話ごとに解決していく話。

主人公のキャラクターがけっこう難のある性格で面白いし、なんといっても同僚の関係性が好きだ。
仲間同士の信頼感。あ、それから有能な女性とそれを守る有能な男性というシチュエーション。
んー、この辺にヨワイ。

で、シーズン6の後半を何話か見て。最初から見たいなーと思い始め。
めんどくさがり屋のわたしが、なんとこのドラマのために10年ぶりくらいにレンタル屋さんに行っても
いいかなという気になった。ということは相当気に入ったわけですよ。

レンタル屋へ行くつもりで「BONES」の検索をしてみた。
そしたら「Hulu」というサイトの広告が目についた。
hulu自体は前から知ってはいたんだけど、動画配信サービスなんてわたしには全く縁のないものだと思っていた。

ふと、そこでクリック。
そしたら――いいんじゃないこれ?けっこう面白そうな番組が揃ってるし、今後も増えて行くんだろうし、
それが月額1000円なら高いとは思わない。レンタルするよりはるかに手軽。

わたしは衝動買いはあまりしないので、数日間、口コミをチェックしながら考えた。
特に不満は見当たらなかったので、結果的に契約しました。
手続き簡単。ただ2週間お試し無料なのだが、申し込み時点でカード情報などは登録するので、
止める手続きをしなければ自動継続。




現時点で1ヶ月ほど視聴しているが、不満はない。というか、けっこう愉しい。
本来の目当てである「BONES」はシリーズ1から8まであり、それだけでも160話とかなんとか……
マイリストを作れる機能もついていて、(リストマニアなだけに)見たいものを全部チェックしたら
番組数的に1200を超えた……
……いや、それは「MOCO’Sキッチン」とか「ふなっしーのふなふなふな日和」とか、
3分ものとか1分ものも含めての数だから!!

録画在庫が減ったことでうすら寒くなっていたということは、つまり録画在庫が増えればほくほく気分になるので、
今はほくほくです。見るものには当分困らない。
しかもわたしにしてはがんばって、ipad miniでもHuluを見られるように設定したので、
ついつい防水ケースを買ってしまってお風呂でも見る♪(昔からアコガレてたのよ)
ふふふ。愉しい。

動画状況はいいです。少なくともわたしの環境では、動画は常にさくさくと流れストレスは全くない。
1秒くらいのフリーズがこの1ヶ月で3,4回あったかな、という程度。

しかし、ここのホームページはとにかく配信中の番組を宣伝することを主眼としており、
事務的なことを確認するページはわかりにくいね。
画面一番下の、小っちゃく書いてあるヘルプかブログしかないようだ。
解約方法はきちんと載っているので、その点は心配することはないようだが。

あとは……わたしはまだ経験してないんだけど、配信期間が終了することは当然あるみたい。
わたしがリストアップしている中では、「メンタリスト」が変則的な配信で、
シーズン1~3があるところ、隔月で1と3が見られる月と2が見られる月という風になっているようだ。
「BONES」を見終わってから「メンタリスト」に移ろうと思っているので、
「メンタリスト」を見るのは半年後くらいになりそうなのだが、その頃にもやっているだろうか。

映画は月替わりのものも多いらしい。
これはヘルプの配信情報にまとめて載っているが、個々の映画のところにもそういう情報は書いておいて欲しい。
今回たまたま検索してわかったが、リストアップしている「ベスト・キッド」と「悪党にもラブソングを」は
今月中に見なければならないということではないか。



使っていると細かい点が気になってはきますが、概ね満足な使用感です。
見たいもの全部見たら解約しようとは思うが、新着動画の配信ペースがどうなっているかはまだ未知数。
今後どんどん食指が動くものが追加されるのかどうなのか。あまりたくさん追加されても困るケド。



Hulu。
海外の映画・ドラマが月額933円(税抜)で今すぐ見放題!今すぐ無料視聴!



「うぬぼれ刑事」と「33分探偵」も配信して欲しい。こういうおマヌケな番組が好きなんです。
「ナンバーズ 天才数学者の事件簿」も結局ちょっとしか見られてないので、まとめて見たいなあ。
配信希望はツイッターで出せるそうなのだが、ツイッターをやってないものでこんなところで呟いてみた。








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< 東儀秀樹 × 古澤巌 >

2014年11月25日 | その他映像関連。
二人コンサート。すっごく楽しかった!

東儀秀樹は10年くらい前に聴いてて、その頃2回くらいコンサートに行き、
古澤巌は葉加瀬太郎とのコンサートに行ったのが5年前。それぞれとても久しぶり。

東儀秀樹は以前はまだ雅楽主体の頃で(今だって単独コンサートだったらそうなんだろうが)
お母さんとお姉さんが一緒の舞台に立ってた。そこまでノリノリの内容ではなかった。
古澤巌は葉加瀬太郎のトークに引っ張られて面白かった頃。今回はむしろMCは古澤の方が。



久々に対面でヴァイオリンを聞いて、「あ~、ヴァイオリンだな~」と思って沁みた。
相変わらず古澤巌の手は弾きまくり。あんまり動くので可笑しくなって笑ってしまう。
すごかったですよ。
まあ全部スゴイんだけど、「冬 第一楽章 ヴァイオリン協奏曲四季より」とか「パガニニアーナ」とか。
眼にも止まらぬ、という。アンプを通さないで聴いてみたいものだ。

東儀秀樹の方は、笙のソロが良かったな。「光り降る音」とか。ピアノと一緒の「ムーンリバー」とか。


まあ全曲良かった。「パリの散歩道」も「大河悠久」も「リベルタンゴ」も。
最後はスタンディングで盛り上がって満足。「仙台最高!」と言っていた。


古澤巌の衣装が……昔に比べたら相当地味になったよなあ。
昔は葉加瀬に「ところでアニキ……どこに行ったらそういう服を売ってるんですか」と言われたくらい派手だった。
今回は普通のシブめのスーツ。しかし第二部の初め、まあ当然お召替えもあるんだろうし、と思っていたら、
客席から東儀秀樹が狩衣で現れ(わたしは直衣かと思っていた)、それに気を取られている間に
舞台上にいつの間にか古澤が現れ。……彼も狩衣。大ウケ。

それで大真面目な顔でヴァイオリンを弾くもんね。また意外にそれが合っている。
弾き終わった後は、東儀秀樹と正面を向きあって優雅に礼。そのあと喋り出すと……
「……東儀さまは……」お公家さんみたいな喋り方になっていて笑った。

平安時代の装束のサイズは一種類しかなかったらしいよ。なるほど、それでか。
よく被け物に装束を渡す場面が出てくるけど、サイズは大丈夫なのかなあといつも不思議だった。
まあ洋服ほど厳密なサイズはないだろうけど、大中小くらいの区別はあるんじゃないかなと。
指貫のサイズ調整している紐があるなんてことも知らなかった。勉強になった。


「パリの散歩道」だったか、東儀がロックスターみたいに膝を折って舞台上でのけぞり、
観客をあおってたのは笑った。そうか、篳篥は片手でも吹けるものだったのね。
衣装も真っ赤なシャツにぴったりした革のパンツで、まあ東儀秀樹らしいよ。
「好きにならずにいられない」を演奏する前に、わざとらしく間をおいて、
「……好きになっても、いいんだぜ?」と言っていた。まったくもう。
あれでやられたと同行の人は言っていた。

cobaがサプライズで出てくることを期待したが、それはなかった。
古澤が、「いつも3人でやっているのですが今日はcobaくんが来ていないので、……二人で伸び伸びと演奏できます」
これもウケた。cobaがいたら、ますます伸び伸びに拍車がかかるだけだと思うが。


幸せだったなあ。葉加瀬のコンサートも人を幸せにするコンサートだと思ったが、
今回も人を幸せにするコンサートだった。



そういえば、1000円のパンフレットを買ったら、握手券が差し出されてびっくりした。
そしたら、グッズを買った人全員に握手券がつくんだって。太っ腹やねえ。
だってグッズってたしか一番安いのは300円だかのクリアファイルですよ。
1000円のパンフレットというのもコンサートのパンフレットにしては格安だし。

コンサート内でも「好むと好まざるとに関わらず」握手券が付いてきます。と宣伝していた。
ので、終演後の握手会に参加してみた。そういうわけで相当ハードルが低い握手会だったので、
当然長蛇の列、だがしかし始まってからはサクサク進んで、そんなに時間はかからなかった。

古澤巌の手が驚異的に柔らかかった。おっさんの手があんなに柔らかくていいのかと思った。
その驚愕が冷めやらなかったので、東儀秀樹の握手の印象は薄い……。


東北大学、川内萩ホール、初めて行ったけどなかなか雰囲気のいいところでした。
惜しむらくは玄関ホールがだいぶ狭いということかな。天井も低いし、せっかく作るのだったら、
この辺はもう少し優雅に空間を作って欲しかったところだね。

しかし中の音響は良いものらしく、演奏者二人も「ここは響きが素晴らしい」と何度も言っていた。
やはりそうなると弾いてて楽しいんだろう、本人たちもノッてくるし、観客もノる。
お互い幸せ。いい空間はいい人間関係を作る。
そういうわけで、建築家は実用的にいい空間を作って下さい。理念で作るのではなく。



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日本惑星科学会 2014年秋季講演会 公開講演会。

2014年09月23日 | その他映像関連。
東北大学の公開セミナーに行ってきました。


……数十年前の学生生活を思い出した。
学生生活の何を思い出したかというと、講義の時の居眠りはこんな感じだったなあと。
だってスライド上映でまわりは暗く、先生は名調子で、――やっぱり眠くなりますよ、それは。

講演は2名で、
1.「はやぶさ2」が拓く宇宙探査 國中均教授
2.「はやぶさ2」が探る惑星科学 渡邊誠一郎教授

どちらも講演自体が1時間ちょっと、質疑応答がその後20~30分あったので、予定の時間をオーバーし、
14時開始で17時過ぎ終了。


内容は、――まあ居眠りしていたところが一番難しい部分だったようだが、そこは聴いてないので、
全体的には一般向けと感じた。はやぶさのイオンエンジンの構造とかは、
いやそれ文系にはちょっと無理、な感じだったが。
小学生中学生の参加も多く、それを考えれば難しいかな。大学の一般教養の講義みたいな感じか。
内容の面白さで言えば、よく作られている時の「コズミックフロント」の方が面白い。

でも講義というものを聴くのもほんと久々だし、近くにあるわりには東北大学構内なんて滅多に行かないし、
片平キャンパス、雰囲気ある建物多いなあと再認識したりで行って良かったと感じた。
質疑応答も、いろんなレベルの人がいろんな質問をしていたのに、教授方はけっこう丁寧に回答してた。
啓蒙という自覚があるんだろうな。学者にサービス精神があるというイメージがないから意外でもあった。

まあ「はやぶさ2」の主要メンバーは応対慣れしているだろうしね。


今回の話で印象に残ったのは、
初号機がイトカワというS型小惑星←乾いたタイプの天体。に行ったのに対して、
2号機は1999JU3というC型小惑星←水がある可能性のあるタイプ。に行くということ。
(wikiで見たところ、C型惑星は水とは書いてないが、説明では水という文字がどこかにあったと思う。)
サンプル採取の方法が、小惑星表面で銅板を人工的に爆発させ、小型のクレーターを作り、
そこからより深部の、よりフレッシュなサンプルを採取する予定だとのこと。

まあ早く目標小惑星の愛称を決めた方がいいですよね。「小惑星何だかへ行くはやぶさ2」よりは、
「小惑星イトカワへ行くはやぶさ」の方が間違いなくイメージが明確だもの。

銅板を爆発させることについては、素人考えでは相当乱暴だなあと思う。
爆発させたことで小惑星の軌道が変わるとかはもちろん絶対ないとちゃんと計算がたっての立案だろうが、
何しろ大宇宙のことで、遠い未来に思わぬ影響を及ぼすということがないことを祈りたい。

今回はローバーも上手く着陸させられるといいねー。




わたしは実際のはやぶさ初号機はほとんど興味がなく、映画が立て続けに作られても全然見てなかったが、
何度目かのはやぶさのドキュメンタリーの再放送かなんかを去年だか初めて見て、それで大変に感動したんだよね。
なので、今回の2号機はちゃんと打ち上げから見ようと思います。今年12月打ち上げ目標。
リターンは2020年希望。希望というか予定。今回は3年ずれこむことがないといいですね。




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< 小田和正ツアー2014 本日 小田日和 >

2014年09月08日 | その他映像関連。
大変に珍しく、コンサート(って、今もコンサートって言うの?ライブ?)に行ってきました。
付き合いというか付き添いというか。
小田和正は嫌いではなく、オフコースは数十年前によく聴いた。
ただ自分がすごく行きたくて行ったということではないので、冷静。

冷静なところで言うと、小田和正はほんとに声がいい人だったんですねえ。びっくりした。
今回、最新アルバムを聴いてはいたんだが、まあアルバムというのは録音で、
いいところまで何度も録り直しも出来れば、やれば加工も出来てしまうという……
ほんとにベストを作れる素材でしょ。

そういう意味で、ライブでは声が数段落ちるであろうと予想をしていた。御年66歳。67歳間近だし。
しかし、ライブで聴いても声自体はアルバムと遜色なかった。まあ時々息切れしてたが。
いやー、声、いいんだねえ。今さらだが。



上記のような状態なので、知ってる曲が半分くらいしかなかった。
今回のアルバムを聴いていなかったら3分の1知ってたかどうか。
わたしが聴いたこともないような曲で、他のみなさんが盛り上がっている曲もあった。

……好きな人にはまことに役に立たない情報で申し訳ない。
曲の順番とか、紹介出来ればいいんだけどねえ。何しろ知らない曲も多いし。



プログラム自体はシンプルで、MCは予想より少な目、喋り方が意外。
もっとぼそぼそ喋るのかと思ったが、……まあライブの喋りはぼそぼそというか訥々か。
だがスクリーン上で投映されるご当地紀行の時は「仙台にやってまいりましたーっ!」的な、
ほぼレポーターのノリ。

ご当地紀行は本人の休憩も兼ねて、少し長めにVTR?を流すんだけど、
これ毎回やってるんですかね?全てのコンサートの場所で?
周辺の観光地を前日に回っているらしい。何か所くらいだろう、けっこう回ってますから……
これ撮るのも一日がかりだよね。

覚えている限りにおいては、仙台駅前スタートで、大崎八幡神社、釜房湖畔公園(ここ遠いさね)、
東北大学片平キャンパス、磊々峡。他あったかなあ。
東北大学出身の人だから、この時のBGMはたしか東北大学校友歌「緑の丘」だった気がする。
あ、これ、わりと最近小田さんが作った歌ね。

ステージから8の字に通路が伸びていて、ここを何回も一周していて、エライと思った。
歩くだけでも結構な距離ですよ。そこで歩きながら歌って弾いて、飛びあがって手を振って……
いやー、体力使うわ。見てるだけのわたしの方がむしろ途中で疲れてしまった。

MCでもけっこう笑わせてもらったが、一番笑ったのが、VTRの中の仙台駅構内の一コマ。
デカイ観光看板があって、それが「山形日和」……。けっこうロゴも雰囲気似てるの。
「大変に困ったものを見つけてしまいました」
「どっちが先かなあ、小田日和の方が先だといいなぁ(切実)」
などという呟きが笑えた。


わたしは個人的に、「Yes-No」と「ラブストーリーは突然に」の流れが一番盛り上がって、
一番来て良かった!と思ったのは「言葉に出来ない」。たしかピアノのみの弾き語りじゃなかったかな。
声のきれいさが一番よく出てました。

アンコールは2回で、合計5曲かな。最後、ステージ上のバンドの人とアカペラで歌って。締めかな。
いやもう、お疲れさまな感じですよ。エライなー、ちゃんとここまでやる体力。

あとは、照明が好きだった。シンプルで、そんなにこれ見よがしではないけれども。


みんなが楽しんでいるというのが伝わってくる良いコンサートでした。
(コンサートなんてほぼ行かないので、比較対照すべきものがないんだけど)
小田さん、お疲れさまでした。



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< 恋するフォーチュンクッキー 仙台市消防局version >

2014年09月05日 | その他映像関連。
新聞にも載ったし、同僚の息子さんが仙台市消防局にいるし、「面白いから見てみて!」と言われた動画。
見てみたらほんとに面白かった。



恋するフォーチュンクッキー 仙台市消防局version





見てると笑えて泣ける。ダンスはいかにも素人だし、(熱意があるのが救いだが)
全然揃ってないし、かと思うと意外な所で意外な人が結構かっこよく踊っていたりするし。
着ぐるみにぶつかっている人とかカワイイ。
エライ人たちにもけっこう上手い人がいて意外。
ロープでぶら下がった人がハート型作ってるのもかわいい。
全体の中でちょっとだけかっこいい部分(仕事の部分)が入っているのもいい。
みんな笑顔がいい。


実はわたしは初めて今回これで「恋するフォーチュンクッキー」を聴いた。
しかもAKB48が歌うホンモノは未だに聴いたことがない。
だがこの動画を何度も繰り返し見ていると、……残りますね、この曲。
頭の中をぐるぐる回っている。


仙台市立病院バージョンも楽しかった。
だが完成度では仙台市消防局の方に軍配が上がる。
youtubeでは「仙台市消防 恋チュン」で検索を。






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