拝見させていただきました。
いや、悪くなかったですよ。素人としては、というおまけがつきますけどね。
でも予想より出番が少なくてちょっと残念。台詞はなくてもいいから、
古田先生をもう少し画面で見たかったなあ。せっかく出るならもうちょっと長めに。
でも想像より自然でした。
台詞回しで気になったのが、唯一「お母さん」前後の部分。あのへんはちょっと素人っぽさが
出ていた。その後の「中学校へは行ってもらわないと」という前の間の素早さは、
関西人としては必須科目のツッコミ、かな?
でもまー、古田監督にあまり達者な演技を披露されても困るしね。
役者は何のかんの言って特殊技能ですから。いいの、野球選手は演技なんてご愛嬌で。
……ただ正直に言えば、イチローの演技は驚くばかりに上手かったです。素人としては反則的上手さ。
もっとも、あの時はイチローは「イチロー」を演じたわけで、役作りとしては特殊な状況ですね。
全然違う人を演じた古田監督とは違う。
とはいっても、イチローはものすごく台詞量が多く、あれを覚えるだけで充分尊敬に値しますが。
役者魂、今回しか見てないし、多分それだけで終わるでしょうけれど、思ったよりも面白かった。
わたしは基本的にドラマは見ないのですが、傾向としては「いかにも作りました」というドラマが好き。
なので、このドラマはわりあい好きなほうです。こてこてで。
森山未来?のこれでもかというわざとらしい演技は見てて楽しかった。
そして、香川照之、達者なだけに憎たらしい役をすると実に憎たらしく見えますねー。
子役の女の子は誰かに似ている。ジャニーズ系の男前な顔立ちだと思った。
木村拓哉と滝沢ともう一人くらい誰かを足して、3で割ったような感じ。
※※※※※※※※※※※※
しかし最近のメディア・フィクション界に向けて言いたい。
テレビも映画もネタを共有してばっかりで、恥ずかしくないのか!
昨今アホのようにテレビドラマと映画の二本立てじゃないですか。売れた小説を、あるいは漫画を、
まずテレビに。テレビがそこそこ行ければ映画に。もうお約束になってますもんね。
実に嘆かわしい話だ。全体の才能の枯渇が如実に現れている。
テレビ業界なんて、おそらく非常にアホくさいもんなんでしょう、元々。
視聴率というアホみたいなもんに左右される、あまりにも脆弱な存在。そこにあるのは
「売れたもん勝ち」のある意味で安易な、そして反面厳しい弱肉強食の世界。
脆弱で、安易で、弱肉強食なんて、並べてみると実に……グロテスクな存在ですよね。
さらに言えば、そこには金と実体のない名声?もからみついている。ますますグロテスク。
そんなグロテスクな存在に、理想などを求めても無駄なのかもしれません。
しかし、作り手として思わないかね、「良い物を作ろう」と。「何かを生み出そう」と。
いいのか。後追いだけで。誰かが生み出したもののカスをしゃぶるようなやり方をしているだけで。
売れるものを求められるのはわかる。
でもそれを安易に解決するのではなく、自らの才能によって「売れるものを作ってみせる」
と思える人が出ないものか。
そりゃ、安全だよ。人気がある原作物を画にするのは。最初から原作のファンは確保できる。
結果、賛否両論になったとしても、最初の視聴率は確保できる。それは絶対的な強み。
でも作り手がそれだけしか求めなくなったら。もう後は腐っていくしかない。
多分もう既に腐っているんだと思う。いいのかね。このままで。
とはいっても、作り手側だけを責めるのは片手落ちというもの。
どれほど良い作品を作っても、我々受け手側にそれを受け止める能力がなければ、どうしようもない。
やはり「売れる」ことは絶対条件だから。そして、今の視聴者に「いいもの」を受け止める度量があるか?
……そう考えるとますます見通しは暗い。人間は易きに流れる。
早い話、テレビにあんまりめんどくさいことを求めたくないですからね。漫然と楽しめればいいのであって。
そうなると、全力投球で結果指数80程度の作品を作るのと、手を抜くだけ抜いて60程度の
ものを作るのでは、どう考えたって後者の方が効率がいいもんなー。
やはり持ち直すことはないだろうか。テレビ業界は。
※※※※※※※※※※※※
ところで、古田ブログ、4ヶ月ぶりの更新ですよ。
にも関わらず、そんなことおくびにも出さずふつーに更新する古田監督……
うーむ、やはりあなどれんな。
ついでに、吉田さんの方のブログも更新してくれないですか。
いや、悪くなかったですよ。素人としては、というおまけがつきますけどね。
でも予想より出番が少なくてちょっと残念。台詞はなくてもいいから、
古田先生をもう少し画面で見たかったなあ。せっかく出るならもうちょっと長めに。
でも想像より自然でした。
台詞回しで気になったのが、唯一「お母さん」前後の部分。あのへんはちょっと素人っぽさが
出ていた。その後の「中学校へは行ってもらわないと」という前の間の素早さは、
関西人としては必須科目のツッコミ、かな?
でもまー、古田監督にあまり達者な演技を披露されても困るしね。
役者は何のかんの言って特殊技能ですから。いいの、野球選手は演技なんてご愛嬌で。
……ただ正直に言えば、イチローの演技は驚くばかりに上手かったです。素人としては反則的上手さ。
もっとも、あの時はイチローは「イチロー」を演じたわけで、役作りとしては特殊な状況ですね。
全然違う人を演じた古田監督とは違う。
とはいっても、イチローはものすごく台詞量が多く、あれを覚えるだけで充分尊敬に値しますが。
役者魂、今回しか見てないし、多分それだけで終わるでしょうけれど、思ったよりも面白かった。
わたしは基本的にドラマは見ないのですが、傾向としては「いかにも作りました」というドラマが好き。
なので、このドラマはわりあい好きなほうです。こてこてで。
森山未来?のこれでもかというわざとらしい演技は見てて楽しかった。
そして、香川照之、達者なだけに憎たらしい役をすると実に憎たらしく見えますねー。
子役の女の子は誰かに似ている。ジャニーズ系の男前な顔立ちだと思った。
木村拓哉と滝沢ともう一人くらい誰かを足して、3で割ったような感じ。
※※※※※※※※※※※※
しかし最近のメディア・フィクション界に向けて言いたい。
テレビも映画もネタを共有してばっかりで、恥ずかしくないのか!
昨今アホのようにテレビドラマと映画の二本立てじゃないですか。売れた小説を、あるいは漫画を、
まずテレビに。テレビがそこそこ行ければ映画に。もうお約束になってますもんね。
実に嘆かわしい話だ。全体の才能の枯渇が如実に現れている。
テレビ業界なんて、おそらく非常にアホくさいもんなんでしょう、元々。
視聴率というアホみたいなもんに左右される、あまりにも脆弱な存在。そこにあるのは
「売れたもん勝ち」のある意味で安易な、そして反面厳しい弱肉強食の世界。
脆弱で、安易で、弱肉強食なんて、並べてみると実に……グロテスクな存在ですよね。
さらに言えば、そこには金と実体のない名声?もからみついている。ますますグロテスク。
そんなグロテスクな存在に、理想などを求めても無駄なのかもしれません。
しかし、作り手として思わないかね、「良い物を作ろう」と。「何かを生み出そう」と。
いいのか。後追いだけで。誰かが生み出したもののカスをしゃぶるようなやり方をしているだけで。
売れるものを求められるのはわかる。
でもそれを安易に解決するのではなく、自らの才能によって「売れるものを作ってみせる」
と思える人が出ないものか。
そりゃ、安全だよ。人気がある原作物を画にするのは。最初から原作のファンは確保できる。
結果、賛否両論になったとしても、最初の視聴率は確保できる。それは絶対的な強み。
でも作り手がそれだけしか求めなくなったら。もう後は腐っていくしかない。
多分もう既に腐っているんだと思う。いいのかね。このままで。
とはいっても、作り手側だけを責めるのは片手落ちというもの。
どれほど良い作品を作っても、我々受け手側にそれを受け止める能力がなければ、どうしようもない。
やはり「売れる」ことは絶対条件だから。そして、今の視聴者に「いいもの」を受け止める度量があるか?
……そう考えるとますます見通しは暗い。人間は易きに流れる。
早い話、テレビにあんまりめんどくさいことを求めたくないですからね。漫然と楽しめればいいのであって。
そうなると、全力投球で結果指数80程度の作品を作るのと、手を抜くだけ抜いて60程度の
ものを作るのでは、どう考えたって後者の方が効率がいいもんなー。
やはり持ち直すことはないだろうか。テレビ業界は。
※※※※※※※※※※※※
ところで、古田ブログ、4ヶ月ぶりの更新ですよ。
にも関わらず、そんなことおくびにも出さずふつーに更新する古田監督……
うーむ、やはりあなどれんな。
ついでに、吉田さんの方のブログも更新してくれないですか。