まだまだ乾燥の季節ですね。
乾燥は肌荒れを起こしたり老化したり痒みや痛みに悩まされたり静電気にいじめられたり…といいことないよなと思うのですが、梅雨時期になると途端に乾燥が恋しくなったりして。
まったく勝手なことです。
さて漆は塗り面に油がついていると乾かないこともあり、作業前に脱脂します。
私の場合、洗剤で洗ったりアセトンなどの溶剤で拭いたりするので、冬場は手がカッサカサになります。
特に2月、3月はカサカサを通り越してガサガサだったりします。
漆芸には磨きという工程もあり、この磨きのタイミングと手荒れが被るともう最悪です。
せっかくツルツルに磨いた面に傷でも入った日にゃこれまでの苦労が水の泡と化すからです。
おかげでこの時期はハンドクリームやボディクリームといった保湿アイテムについ敏感になってしまいます。
香りのいいもの。
効果の高いもの。
惜しみなく使えるもの。
選ぶ決め手は様々ですが、いまだにコレ!というものと巡り会えていません。
そんな中、ふとオイルはどうだろう?と、家中のオイルをかき集めて適当に混ぜ合わせてみたところ、これが当たりで、いまは作業の合間にこのよくわからないオリジナルのオイルを塗っています。

まずローズウォーターを手に出し、オイルを垂らして、手全体に馴染ませます。
なんとなくですがこのローズウォーターが結構ポイントで、一緒に使うことで肌に浸透してしっとりさらさらになるように感じます。
オイルなのにさらさら?
そうなんです、オイルなのになぜかベタベタしないんです。
それがとっても魅力的!
これまでも蜜蝋と合わせてバームをつくったりしていたのですが、なんとなくベタベタする感じが嫌でつけるタイミングが限られていました。
でもこれはバームのようなベタベタ感がない上にローズウォーターの優しい香りにも癒されます。
全身に使えるので、試しにお風呂上がりの濡れた体にも使ってみましたがいい感じです。
手に残った余分なオイルは髪につけても◎
前々から様々な効果があるオイルが好きではあったのですが、改めてオイルの魅力にハマってしまいました。
飽きるまでしばらく実験は続きそうです。
ーー今回使用したオイルなどーー
・ホホバオイル(しみ・シワ・たるみ・くすみなどの予防に)
・ココナッツオイル(紫外線カットをしてくれてヘアケアにも最適。白髪の予防や育毛にも)
・アルガンオイル(細胞を活性化させ、新陳代謝を高めるためアンチエイジングに効果的。ヘアケアにも)
・カレンデュラオイル(抗酸化作用が高く、肌や髪、爪などの老化を防止。女性ホルモンの調整も)
・キャロットシードオイル(紫外線防止効果や傷ついた皮膚細胞を再生するなどの皮膚改善)
・ビタミンEオイル(強い抗酸化作用を持つオイル。血行を促進し、肌の代謝(ターンオーバー)を高める効果)
・ローズウォーター(水分量と皮脂分泌を整えて肌を若々しく保つ効果や、香りによってストレスをやわらげる効果、ホルモンバランスを整える効果など)