本当にたまーにですが、工房を見せてもらえませんか?というお問い合わせをいただきます。
残念ながらちゃんとした工房を構えているわけではないので、こういうお問い合わせをお受けすることはできないのですが、グループ活動をしているとありがたいことに時々取材をしていただけることがあります。
こんな時、ありがたく思う反面、めちゃくちゃ焦るんです。
部屋が……汚い。
いや、作業した結果、汚れてしまったとかならいいんです。
単純に片付けられていない。
引っ越しのダンボールとか何年経ってもそのままですごく恥ずかしいです。
恥ずかしいのに片付いてない。
どういう現象でしょう……
理想の作業場とかってきっと皆さんあったりすると思うんです。
今は会社のオフィスだってすごくオシャレで、その空間にいるだけでモチベーションが上がったりする。
環境って大事ですよね。
それがない……
今回気づいたのですが、どうやら私はそういう創造性に乏しいらしく、ものづくりをする人間としては致命的だったのです。
(ちなみに想像することは大好きです)
しかしこのままではいけない。
その気持ちだけは十分にあります。
重い腰を上げ、ついに始動しました。
作業場改革!
いや、特に何かすごいことをするとかではなく、単にダンボールを減らしたいというだけなのですが、ようやく取りかかり始めたのです。
ダンボールの中身は?というと、主に本などの紙類。
そして大量の炭や材料の類。
まずは後者は切り捨てて、紙類をどうにかしたい。
そこで考えたのが本棚を作ること。
作業机の足元に収納スペースを作ることだったのです。
元々押入れだった場所を大工さんに机にしてもらっていたので、その下と上を活用することを考えました。
とは言え家具職人のような仕事ができるわけではないので、誰でも取り付け可能な突っ張りを使います。
これならホームセンターで板材をカットしてもらって組み立てるだけでできる。
ほーら簡単!
な予定だったのですが、意外にも苦戦。
棚板の位置を調整できるようにダボ用の穴をドリルで開けて、棚板には溝をつける。
この単純作業の繰り返しが実に難しいのです。
というのも印をつけてはいても微妙に穴がズレる。
木目が邪魔をしたりもする。
穴がズレると板の収まりが悪くなる。
溝の調整をしなくてはいけない。
なんだかんだで手作業の部分もあって時間がかかる。
あとこれは職人ならではのこだわりかもしれないけれど、板の角は落としたい。
エッジが効いてるとなんか痛い。
表面は仕方なく諦めたけど、せめて角だけは……
一枚一枚木口と角にペーパーを当てていくだけで腕が怠くなってくる。
普段と違う作業は筋肉の使い方も違ってくる。
何かを作るってやっぱり大変。
そうこうしてなんとか組み上がったのがこちら。
机の下の本棚。
大きいサイズ用に右側はあえて空けました。
さて今度は机の上。
長さを測り間違えて板が入らないという凡ミスを犯し、さらに時間と労力をロスしたものの……なんとか無事に形になりました。
じゃんっ
手作り感満載だけど、すごい達成感!
気持ちいい!
さっそく愛着も湧いています。
出来立てはこんな感じだったけど、今はすでにごちゃごちゃ……
あー片付けのできる人になりたい、笑