〝大人アレルギー〟という言葉は私が勝手に言っているだけで、大人が嫌いだとか大人になりたくないとか依存してしまうとかっていう、ピーターパンシンドロームとかシンデレラコンプレックスとかの話ではなく、単なる食物アレルギーのお話です。
というのも生まれてこの方、ほぼほぼアレルギーに悩まされることなく生きてきました。
ハウスダストで喘息っぽくなることはあっても、ここ数年、花粉症の症状もあまりなく過ごしてきたのです。
自分が子どもの頃に比べてアレルギー体質の子どもが増えているのを見て、除菌除菌って神経質になって常に無菌状態みたいなことしてるから免疫がつかないんだ、みたいな根拠のない全くもっていい加減なことを思ったりもしていました。
しかし悲劇は突然起こります。
それはとても美味しそうなパイナップルを丸っと一個いただいた日のことです。
すでに熟れ熟れなのか、切る前からとてもいい香りがしていました。
これは早く切ってしまった方がいいなと思い、頭とお尻を切って身を細かく切り分けていったのです。
途中、あまりにみずみずしくいい香りなので端っこの方をつまみ食いしました。
思った通り美味しい!
果物が好きなので何かしら家には果物を常備しておきたい私。
普段からカットパインもちょこちょこ買って食べていました。
15分後……
「痛タタタタ」
何やら胃が痛むのです。
「胃タタタタ」
こ、これは痛い!!
声を出すのもシンドイ!!
しかしこの痛み、何やら覚えがあるような……
そんなこんなで床に転がりながら悶絶しているとことに家族が帰ってきたので病院に連れていってもらいました。
しかし病院での診察結果は〝異常なし〟
「痛み止めのお薬出しておきますねー」で終わりました。
確かに時間の経過とともに痛みが緩和されていくような?
家に帰って薬を飲みました。
ひとまず横になろうとベッドへ。
しかし30分後、痛みが再発。
腹痛で目を覚まし、トイレへ。
それからはお察しの通りです。
上からも下からも異物と判断されたものを全て出し切るまで痛みが治まることはありませんでした。
完全に良くなるまで6時間……参りました。
でもこの時は正直、カビていたとか傷んでいたとか菌的なものが原因なんだと思っていたのです。
梅雨時期ですしね。
翌日。
勇気のある家族がパイナップルを食べてみたところ、なんの異常も無し。
その次の日も大丈夫。
そうか、食べた場所が悪かったのかもしれない。
たまたま傷んでるところを食べてしまったんだ。
卑しい私はパイナップルの入った器に手を伸ばします。
ただちょっと怖いし、まずは一切れだけ食べてみよう。
なんとなくヨーグトと一緒にパクリ。
ああ、やっぱり美味しい。
しかし15分後。
「イテテテテテ」
馬鹿なんですね、私。
今回はホットミルクを飲むといいって書いてある記事を見て、慌てて飲んだのが功を奏したのか、床に丸まって寝ていたらリバースすることなく痛みが治ってくれました。
そして気づいたのです。
おそらくこれはアレルギーだと。
大人になってからも本当に突然やってくるんですね!
とはいえ、まだちゃんと検査したわけではないので、今度病院でしっかりアレルギー検査をしてもらってこようと思います。
大好きなものが食べられなくなるのって本当に辛いですね、、
ちなみに……覚えがあると思ったのは、以前ドライデーツを食べたときにも全く同じ症状が出て、その時は原因がわからずドライデーツによる吐き気と腹痛、腹下しに3回苦しめられたことがあったからでした。
間をあけて3日間食べた結果、回数を重ねるごとに症状が出るのも早くなり、これは完全にドライデーツだと確信することができました。
毎回5,6時間苦しめられるので結構キツイです。
自分の身体をちゃんと知るって大切ですね。