昨日は、私も所属している伝統工芸グループ〝凛九(りんく)〟にとって、とても嬉しい出来事がありました。
『第1回日本和文化グランプリ』という公募展で「特別賞」を受賞したのです。
〝凛九〟は2017年に東海三県で活動している女性職人9人で結成しました。
工芸の種類もバラバラで、初めは結成したものの何ができるのだろうかと手探り状態でした。
しかし一歩踏み出すごとに、応援してくださる方々と出会うことができ、背中を押してもらい、私たちの活動も一歩が二歩、そして三歩とゆっくり走り出しました。
まず形にしたのが平和紙業さんのギャラリーをお借りしてのグループ展です。
これが凛九の初めての展示だったにもかかわらず、多くの方に注目していただきました。
それからNHKさんのイッピンという番組で特集を組んでいただいたり、徳川美術館さんでコラボ展示の夢も叶うなど、一人では到底叶えることができないような大きなことも、グループの力をもって実現するに至りました。
凛九というグループは、伝統工芸の世界を未来のある明るいものにしていきたいという思いで活動しています。
私たちが輝くことで、伝統工芸の地味だったり稼げないといった少しマイナスなイメージを払拭できればと考えています。
もちろん作業自体は決して楽なものではなく、地味なことをコツコツとしていかなくてはいけません。
ですが先入観的なマイナス部分のイメージを変え、若者の将来なりたい職業にランクインできるくらい、伝統工芸というものは将来性がありカッコイイものにしていくことが大事だと思うのです。
〝凛九〟というグループがブランドとして揺ぎない価値を得たとき、世の中は少し変わっているかもしれません。
今回の『第1回日本和文化グランプリ 特別賞』はそういった凛九の活動を大きく評価していただけた証です。
特別賞は元々定められていない賞で、わざわざつくっていただいた形になります。
これでいいのだろうかと悩みながら進んできた道ですが、評価していただけたことで、これからは確信を持って歩んでいけます。
最後に、こうして今があるのは何者かもわからないような私たちに手を差し伸べてくださり、また見守ってくださり、いつも応援の言葉をかけてくださる皆様のおかげです。
本当に本当にありがとうございます!
私個人としましては、こういった最高のメンバーに囲まれて〝凛九〟というグループに所属できていることが奇跡です。
メンバーみんな、そして凛九には欠かせない10人目のメンバーでもある、デザイナーの柳さんには感謝しかありません。
(徳川美術館にて。柳さんと一緒に。RYU DESIGN)
これからも〝凛九〟をどうぞよろしくお願いいたします!
:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:
『第1回日本和文化グランプリ』詳細はこちら。
また受賞作品の詳細についてはこちらをご覧ください。
〝凛九〟のホームページがリニューアルされました!
個人ページが追加されてより凛九を知っていただけるようになりました。
凛九をもっともっと好きになっていただけたら嬉しいです。
ホームページはこちらからどうぞ!
:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*:.。.:*: