本ってワクワクしますよね。
知らない世界がいっぱい詰まってて、自分の力じゃ到底見られない世界を手の中で学ぶことができる。
幼少期、身近にあったのは家にあったイソップ物語やアンデルセン童話でした。
何回も読んだはずなのに内容を全然覚えていないのが不思議でなりませんが、でも繰り返し読んでいた気がします。
そんな当時、特に好きだったのが紙芝居。
これまた内容も題名も覚えていないのですが、しょっちゅう図書館で借りていた記憶があります。
また週に一度、お話キャラバンという人形劇や読み聞かせをしてくれる団体がおはなし会を開催していて、それを見に行くのが大好きでした。
こまったさんやまじょ子シリーズが流行っていた頃でいちばん衝撃を受けたのは〝ふーことユーレイシリーズ〟
交通事故で亡くなった悲しいステキなユーレイ比村一夫くんと山崎二三五とのハラハラドキドキのせつない恋のラプソディー。
全14巻です!
恋愛ものの面白さに気づきドハマりした作品でした。
小学校高学年になると〝富士見二丁目交響楽団〟という秋月こおさんのBL小説を同級生から借りてすっかりBLにもハマりました。
このようにして図書館通い等々をしているうちに本が好きになっていったのです。
中学になればマンガにどっぷり浸かり、気づけば本というより紙が好きになっていました。
専門学校に入り、学校の図書室に並んだ専門書や関連書籍の面白さに気づいてからは、色々なジャンルの本を手に取るようになりました。
できることなら図書館ばりに本をはべらせたいところですがなかなかそれは難しく、いまは月に数冊、どうしても気になる本を迎え入れています。
そんなわけで今月我が家に仲間入りした本がこちら3冊。
・ライゾマティクス_マルティプレックス
(クリエイティブ集団「rhizomatiks ライゾマティクス」の最初期から2021年までの代表作を網羅した作品集。Perfumeのライブ演出他)
・スポメニック 旧ユーゴスラヴィアの巨大建造物
(第二次世界大戦中の枢軸国軍による占領の恐怖と、占領軍から勝ち取った勝利を示すため、1960年代から1990年代にかけて制作された先駆的な抽象表現の記念碑81点)
・ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観
(ピダハンの言語とユニークな認知世界を描きだす科学ノンノフィクション。彼らの文化がチョムスキー以来の言語学のパラダイムである「言語本能」論を揺るがす論争を巻き起こす)
うーんどれも気になりすぎます。
ライゾマティクス_マルティプレックスはデジタル技術の最先端って感じだし、スポメニックは異様な形と大きさとそれに込められた意味と物語がありすぎて怖いもの見たさな感じで惹かれます。
ピダハンは逆に時代の流れとは関係ないところにあって、人間の本質的な部分に触れられたりしたら面白そうだなって思います。
いやぁ改めて、知らない世界が覗ける〝本〟って素晴らしい!
ただ私の残念なところは、本が好きというくせに読んだ中身を全く覚えられないということでしょう。
本当に残念すぎます。
その代わり同じ本を何度読んでも新鮮な気持ちで向き合えるっていうのはありますが。
何はともあれこういった様々なことに対する興味はいつまでも持ち続けていたいな、なんて思います。
気になる本を見つけた時のワクワク感ってちょっと恋にも似ていませんか?