オリジナル超音波プローブ ultrasonic-labo 超音波システム研究所
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古人の評価法 「岡 潔」
古人の評価法
「価値判断」が古人と明治以後の私たちとで百八十度違うのである。
一、二例をあげると、古人のものは、
「四季それぞれよい」「時雨のよさがよくわかる」である。
これに対応する私たちのものは、
「夏は愉快だが冬は陰惨である」「青い空は美しい」である。
特性を一、二あげると、私たちの評価法は、
他を悪いとしなければ一つをよいとできない。
刺激をだんだん強くしてゆかなければ、同じ印象を受けない。
こんなふうである。
これに対し古人の価値判断は、それぞれみなよい。
種類が多ければ多いほど、どれもみなますますよい。
聞けば聞くほど、だんだん時雨のよさがよくわかってきて、深さに限りがない。
こういったふうである。
芭蕉一門はこの古人の評価法に全生涯をかけていたのであった。
この古人の評価法の対象となり得るものが情緒なのである。
コメント
ものづくりの本質に、
それぞれのパーツや構造などに対する「それぞれみんなよい」
と言う意識があって、選択し判断するような設計が
古い機械(博物館の加工機械、ゼロ戦、戦艦大和 等)に有ったとおもいます
特徴を捉え利用するためには、
単純な判断は大きな間違いだと経験としても感じています
超音波を適正に利用するために、
それぞれの条件による特性を上手に利用したいとおもいます
追記
金子みすずと言う詩人にはこの「古人の評価法」があり、
すばらしい感動の言葉の要因になっているとおもいます
「晴れてよし、曇りてもよし富士の山 もとの姿はかわらざりけり」山岡鉄舟
晴れ良し、雨もまたよし
・・・
赤池弘次
「
具体的に何が一番統計的かと言うと
言葉で表現するということなのです。
・・・・
つまり、ものを書くにも話すにも、
統計的な努力をしていることになります。
・・・・
既知の式を組み合わせれば科学的な成果が
得られると考えるのは
甚だしい誤解です。
・・・
研究者というのは
知識で頭の中がいっぱいですから
変わったものは見えない。
それを打ち破るにはすごい努力(注)が必要です。
」
注:ひたすらやりぬく
しつこく繰り返す
「
どんなことでも考えれば解けるという経験
をさせないといけません。
」
感想
とんでもないことをやっても
( 100年かかるかもしれないけれど )
解決できる
答えが出せる
という
大安心が
必要だと感じました
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Edgard Varese: Ionisation (Full recording)
多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析技術を応用した、
「超音波の伝搬状態を測定・解析・評価する技術」を利用して
超音波利用に関するコンサルティング対応を行っています。
超音波テスターを利用したこれまでの
計測・解析・結果(注)を時系列に整理することで
目的に適した超音波の状態を示す
新しい評価基準(非線形現象の解析パラメータ)を開発しました。
注:
非線形特性(高調波の発生特性)
応答特性
ゆらぎの特性
相互作用による影響
統計数理の考え方を参考に
対象物の音響特性・表面弾性波を考慮した
オリジナル測定・解析手法を開発することで
振動現象に関する、詳細な各種効果の関係性について
新しい理解を深めています。
その結果、
超音波の伝搬状態と対象物の表面について
新しい非線形パラメータが大変有効である事例による
実績が増えています。
特に、洗浄・加工・表面処理効果に関する評価事例・・
良好な確認に基づいた、制御・改善・・・が実現します。
<統計的な考え方について>
統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面があり、
具体的なものとの接触を通じて
抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、
これが統計数理の特質である
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