山梨県立美術館
「臨済禅師は仏に逢えば仏を殺せと言われた、しかし今日そのような言葉を繰り返しただけで
はたして実際の働きを持つだろうか、それで禅が魅力を失っている
今から京都の街角で立って御覧なさい、仏に逢えますか?逢えるはずはないんです
では何に逢うかと言うと、自己自身に対面する。そうしたら自己を殺せ!
ぼくは、臨済禅師の言葉も、実は「仏」とはいうが即己であり、すべての運命、宇宙
の全責任を背負った彼自身を殺すのだ、と弁証法的に解釈したい。禅の真髄として、
そうでなければならないと思う」岡本太郎
結論 生命の躍動感で仕事をするためには、自己は不要になる