うたのたまご

わたしの五行歌と、感じたことなど、きもちのままに。

エッセイ

2005-02-02 21:40:47 | きもちのままに
エッセイを書きました。三月の中旬頃にできる所沢歌会の作品集に載せるためです。文字数がかぎられているので、言いたいことをうまく収めきれたかわかりませんが、こんなのを書きました。題は、「うたのたまご」です。


   うたのたまご

 私は『うたのたまご』というホームページを開いている。そこに載せる歌を選ぶため調べてみると、いつの間にか『五行歌』誌に投稿した私の作品は二百を越えていた。「誰かの心にのこっている歌はあるかなぁ」と、考えていたら、タイトルを『うたのたまご』としてとても良かったと、感じるようになった。
 歌と卵が重なってみえたのだ。特に、海の生きものの卵に。テレビでその産卵をみると、わずかな生存率でも希望を捨てない直向きな強さを感じる。これこそ自然のすがた。こうやって生命は、長い間、引き継がれてきた。
 歌やその思いもわずかでいい、より永く心に引き継がれてほしい。これは歌を詠むものの自然な願いではないだろうか。私も歌の卵をもっともっと放とう! みんなの心の海へ。


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