Woodのぼやき

大阪府枚方市の宇山サッカークラブでコーチをしてます。失礼な発言も多々ありますが、ご容赦ください。

何かが足りない。そうだ、敬真君だ!

2006年02月08日 | サッカー日記
先日の枚方ウインターカップで、今期の公式戦は終了しました。昨年に引き続きベスト4。20チームが参加する大会で2年連続のベスト4です。宇山SCも強くなったものです。数年前は、ウインターカップ(前身はライオンズカップ)では予選リーグを勝ち抜いて決勝トーナメントに行くことがチームの目標だったのですから...。

子供たちも、以前より上手くなりました。とはいえ、まだまだ改善すべき点は多々ありますね。まあ、欲を言えばキリがありません。ただ、強くなったとはいえ、先日のウインターカップでは何かが足りないように感じました。それは、今年の6年生には、去年の6年生チームの敬真君のような選手がいなかったということです。

ウインターカップのファイナル2試合観戦しました。出場している選手は、一生懸命頑張っていました。その証拠に、準決勝で同点弾を決めた本並君が珍しくこぶしを突き上げガッツポーズ。普段は、もっとクールなのに。きっと期するものがあったのでしょう。それは他の選手も同じこと。ベンチの選手も、こぶしを握り締め、心の中で必死に勝利を願っていたことでしょう。

でも、声が出ません。チームを鼓舞する声、みんなで頑張っていこうという声。選手からもベンチ(選手・コーチ)からも。ゴールシーンを撮ろうと、ゴール裏でカメラを構えていた私は、しびれを切らして、3位決定戦の後半からベンチに入り、声援を送りました。

最後の公式戦、思い切り戦わせたい。プレーしている選手を奮い立たせるために、大きな声で励まし勇気づけたい。でも、ピッチの中の選手からもベンチからも、そういった声がありません。私は非常に歯がゆかった。なぜ、もっと声を上げて応援しないのか、なぜ自分達で盛り上げようとしないのか。応援に来ていたご父兄も固唾を呑んで見守るだけ(ありがたいことですが...)。

苦しい時、疲れて体が動かなくなった時、そしてチームが苦境に立たされたとき、みんなで声をかけて励ましあい、気持ちを奮い立たせて頑張る。そういったところにサッカーのようなチームスポーツの良さがあると思います。声を掛け合ったから勝てるとは思いません。その前に、しっかりと練習で技を磨き、チームのコンビネーションを高める必要があります。それを試合で存分に発揮するのに必要なのは気持ちです。そしてその気持ちを高めるのがみんなの掛け声です。残念ながらこのチームにはそれが不足していました。

サッカーがこれで終わるわけではありません。中学に行けばそこでサッカーをする子も多いでしょう。チームスポーツの中ではお互いに声を掛け合って励ましあうことが重要です。中学ではそれを実践してください。


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