月は
ハムレット
オートバイに跨って
やってくる。
暗い道を
やつは 黒い革の
ジャケットを着て
ブーツをはいている。
ぼくは
行くところもない。
ひと晩中
こうして
乗りまわしていよう。
リチャード・ブローティガン 『自然の詩』
この詩の世界に、
引きずりこまれてしまったような
錯覚をうけた。
大好きな洋食屋さんがある。
そのお店は『ステーキセット』が人気メニューで、
ビーフかポークを選べて、
スープ、サラダ、ライス、又はパンがついてくる。
その店でランチしてたら、1人のお客さんが入って来て、
『ステーキセット』を注文した。
店員さんが
「ビーフにしますか?ポークにしますか?」
って聞いたら、そのお客さん…
「バードはないんですか?」
だってよ。
え?
え?
バード?
そこ、
チキンだよね?
と、自問自答してたら、
「鶏はございません」と、
店員さんは至って冷静に、対応されてた。
さすがプロ!
と思ってたら、
「セットはどういたします?
ライスにしますか?ご飯にしますか?」
だってよ。
実は、かなり、動揺されてたみたい。
つーか、
「ご飯にしますか? ライスにしますか?」って…
どんだけ、米が余ってるんだろうな?
それだけ、米が余ってるなら、
大塩平八郎も乱をおこさずにすんだのにね。
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