White and Black Wing

『ツバサ』の吸血鬼双子と猫LOVE
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『東バビ』『X』の星史郎さん 2

2007年11月14日 | 吸血鬼双児関連
昨日の続き

その1 最初から気づいていた場合
自分はこの子に殺されるんだろうなぁと思ったのかもしれませんね。
ただ一つ問題なのが、目の前にいる子が生半可なことじゃあ人を殺しそうにないほど『綺麗な心』を持っている事。
故に星史郎さんは『賭』を持ちかけた。
(でも私、この『賭』にはもう一つの意味があると思ってますが
1年間傍にいて「好き」だと言い続けて裏切ったら殺してくれるだろうか、という淡い期待を込めて。
そして6年後、印を付けた子を見つけた。この時、星史郎さんは嬉しく思ったんじゃないかなぁ。
その子が自分の予想通り『綺麗な心』を持ったまま成長していたから。
(これが私が思う『賭』のもう一つの意味です
成長した昴流くんが『綺麗な心』じゃなくなっていたら――『賭』なんて反故にして早々に殺しちゃっていたんじゃないかなぁ。
幻滅したとかいう理由で
その辺、躊躇しなさそうだもの星史郎さんって。
そして『賭』の内容通り好きだと言い続けて、1年後……裏切った。
時間をかけて身体にも精神にも深い傷をつけて殺意を引き出そうとした。
だけど……昴流くんは攻撃どころか抵抗すらしなかった。
昴流くんのお婆様が邪魔をしたとき、星史郎さんはホッとしたのかもしれない。
だって、もう他に殺意を引き出すための言葉が思いつかなかっただろうから。

北都ちゃんが自分の目の前に現れて「私を殺しなさい」と言った時は、
『彼女を殺せば流石に自分に対して殺意が湧くだろう』って思ったのかも。
笑みさえ浮かべて「そうします」と言った後、何の躊躇もなく殺して、昴流くんが自分を殺しに来るのを待った。
――ここまでが『東京BABYLON』

4年後(私の中では昴流くんは21歳)――
『X』 8巻 P47(いや、P48 かも)
久しぶりに会った昴流くんは4年前とは違う視線を向けてきた。
昴流くんが『結界』を張り、自分を攻撃してきた事で『漸く殺す気になってくれた』と思っていた。
しかし……
『X』 12巻 P71
封真のセリフ「彼の『本当の望み』は貴方が考えているものとは違いますよ」
自らも傷つけられ、北都ちゃんを殺されてても『殺す気』になってくれないのか。
おまけに自分以外の男に消えない傷をつけさせるなんて何でそんな事を望んだのだろうと考えちゃったりする訳ですね。
……変な方法に進みそうになってきた 修正×2
そして
『X』 16巻 P55-59
昴流くんは自分を殺す気が無い事を確認した星史郎さんは北都ちゃんの術を利用し――昴流くんに殺されました。
……いや、違う 北都ちゃんの術を借りて自殺しました

これが星史郎さんの行動を見た際の推測です。
この推測の矛盾点は
『東京BABYLON』文庫版 5巻 [SECRET]の内容。
これは星史郎さんの独り言なので嘘を吐く必要はない。
という事は気づいてないの? 
他は昴流くんが見ていない所で『賭』の話を出す時は極悪な表情をするところ。
あれはどう見ても『殺されたい』ような顔ではない

続きはまた明日