White and Black Wing

『ツバサ』の吸血鬼双子と猫LOVE
最近はマイペースに更新中

『東バビ』→『X』昴流くん

2007年11月23日 | 吸血鬼双児関連
今日は『近いうちに』とか書いていて1週間くらい放置状態の

昴流くんが
『東バビ』―「あの人を殺します」
から
『X』―「貴方に殺されたいと思った」
に変わった経緯

の考察を書きます
『痛い』文章のオンパレードかもしれません
嫌な方は戻ってくださいね


北都ちゃんが殺された直後の昴流くんは『本当に』星史郎さんの事を殺すつもりだったんだと思います。
っていうか、殺せたんじゃないかと確信してます
いくら昴流くんといえども、大切な人を殺された直後の『激情にかられてしまった状態』なら出来てしまうんじゃないかなぁ。
って思っているから。
だけど殺してしまった後、冷静になった時に自分のしたことを思い出してしまったら……
きっと生きていられないだろうと思っているので殺せなくて良かったです
などと勝手な事を書いてますが

少し時を置いて落ち着いてきた昴流くんに殺人なんて出来る訳ないでしょう。
だから「自分の心の中から殺そうとした(by昴流くん)」=[忘れようとした]訳ですね。
でもね忘れようとしているって、事ある毎に思い出してしまうっていう事なんだよね
結局、現実的に殺す事も心の中から殺す事も出来ない状況に陥る昴流くん。
これは仇を取ることが出来ないという事な訳で、北都ちゃんに申し訳なく思ったのかなぁ。
「自分は生きている価値もない」なんて結論に至っちゃったと、考えられます。
元々『生きること』に対して執着心のない人だから割と簡単に思いついたんじゃないかな。
(そんな人だから北都ちゃんに思いっきり心配されるんだよね まぁ私もそんな昴流くんが好きなんだけど
どうせ死ぬなら『自分が特別だと思った人』=「星史郎さん」に殺されよう。
幸い星史郎さんがつけた『印』がある事だし居場所はバレてるだろうから、そのうち殺しに来るだろう……って思って待っていた。

しかし、星史郎さんは一向に殺しに来ない。
ここで[殺すつもりは無い]んだと受け取れば良かったんでしょうが、昴流くんは自己評価が驚くほど低い人なので「自分は殺す価値すらない存在なんだ」と思ってしまった
だから『殺してもらう為に強くなりたい』――なんか切ないですが、そう思って頑張ったんですよね昴流くんは。
星史郎さんが北都ちゃんの術を利用した事によって、その望みは一生叶えられないものとなってしまいましたが……。

『東京BABYLON』→『X』と何度か読み返して思うことは、ずっと星史郎さん優勢だったという事。
死の瞬間すら星史郎さんの方が有利だった……。
あ、死ぬ直前の囁きの内容は何だったんでしょうね?
それまで星ちゃんは昴流くんの事を[くん付け]以外では[貴方]としか読んでいなかったのが、この時だけは『君』呼びだったんですよね。
そうネットで書いている人がいて、確認の為に自分で読み返して……。
本当にそうだと気づいた時は衝撃が走りました。

最後の最後に『君』呼びした星ちゃんの心理……これは一生謎なのでしょう。

右目を失う願望については……
推測ですが、星ちゃんに何をされてもいいと覚悟を決めて謝りに行った時からずっとあった願望なのではないかと思うんです。
自分が傷つく分には無頓着な人なので
出来る事なら代わりたいけど、それは流石に不可能だから『星ちゃんと同じように右目を失いたい』と望んだのだと。
その願いをかなえた封真との会話(17巻と18巻)で星史郎さんの本心が筒抜けになりましたが。
(ちなみに読者にはわかったけれど、当の本人である昴流くんは分かっていない
そんなところも昴流くんらしいと微笑ましく思ってしまいますが

じゃあ、昴流くんに生きていて欲しいっていう願いを行動で示したのって
北都ちゃんと星史郎さん、それに神威ちゃんの3人って事?
3人の願いに守られる形になって最後まで生きてくれてるといいなぁ……。
なーんて阿呆な考えですね
っていうかやっぱり昴流くんは『守られキャラ』なんですね


昴流くんに関しては
思い入れが強い分『痛い』文章だったかもしれません
ここまで読んでくださってありがとうございました

それではこの辺で