今日も全国的に寒い日ですね。
節分の話題は他の皆さんも、たくさんUPされていると思うので、私は寒い時に自分がよく食べる身体を温めてくれる食べ物について、書こうと思います。
今、薬剤師、国際中医師の資格を持つ川手鮎子さんという人の「薬膳の食卓365日」という本を読み始めています。365日、毎日カレンダーのように、その日の箇所を読めばよい仕様になっていて、挿絵のイラストもとても可愛いくて、私好みでもあります。
ページを開いてゆくのも楽しい一冊です。
漢方や薬膳では「中庸」ということを大切にするそうです。
五臓六腑は一つの臓腑が元気過ぎても、弱っていても良くないので、お互いに連絡しあって「中庸」を目指し、健康でいられるように整えようとしています。私達の体は季節ごとの影響を受けるので、その時々に季節や体質を考慮した適切な食材を選び、五臓六腑のバランスを保ちやすいように手助けするとよい…ということになります。
体質には色々あるので、個々人でよく調べてみてください。
例えば、自分が冷え性だからといって、体を温める食べ物だけに偏ると、温まり過ぎて皮膚病が出たり、火照ったりする症状が出ることもあるそうです。偏らないことも「中庸」だと言えるでしょう。
私は寒い時には、よく「ぜんざい」を食べます。餡子が大好きだからです。
小豆は漢方の材料にも使われ、むくみや尿量減少、皮膚の出来物の改善に使われたりもするそうです。
日本では民間療法として母乳の出を良くしたり、ビタミンB1不足による脚気の治療に使われたりもしてきました。栄養学的には鉄分や食物繊維が豊富なので、貧血予防や便秘にも効果があります。
体の中の余分な水分を排出し、解毒の効能もあるので、食べ過ぎや飲み過ぎで疲れた胃腸にやさしく栄養補給でき、浮腫に悩む女性にも向いている食材です。
薬膳というと何か特別なもの、難しいもののように先入観を持っていましたが、この本を読んでいると、日々の生活に寄り添った自然な食生活の推奨のようなことなのかな…と感じるようになりました。
薬膳についても少しずつ、勉強していきたいと思っています。