いのちの煌めき

誰にだって唯一無二の物語がある。私の心に残る人々と猫の覚え書き。

変化を受け入れる

2023-08-17 15:53:00 | 日記
もう10年以上、お取り寄せしている食品がある。

毎朝、季節の果物と一緒に食しているヨーグルト。

それが、数日前から売り切れで、再注文が出来ない。
1キロの袋詰めを5袋、1ヶ月に1回位お願いしている。

定期購入という方法もあったが、日々の状況で、1ヶ月より早く無くなったり、反対に少し残ったりすることもある。だから、食品の性質上、在庫を見ながら都度、購入することにしていた。

それが、突然の「在庫切れ」宣言。

何日たっても、いつもの購入サイトの在庫切れマークが消えないので、メーカーのサイトまで、調べにいった。

先日、とあるテレビ番組で、商品の特集放送がされたらしい。結果、注文が殺到し、現在、購入受け付け出来ないとのこと。

軽くショックは受けた。

毎日、普通にあると思っていたものが、突然ないといわれると、すごく戸惑う。
でも、ない物はない。
仕方がないので、食したことのない別メーカーの物を2袋、お試し購入してみることにした。

諸行無常という言葉は、こういう時にも使っていいのかな?
不変な物事って、一つもないんだね。

小さな変化にも、順応していける、そんな自分でありたいと思う。

お試しヨーグルト、届くのを楽しみにしよう。









8月1日

2023-08-01 07:55:00 | 日記
毎日、暑いです。

暫く、ブログ更新、お休みしました。

記事にしたいことを考えていても、散漫になって行く…というのか、いまいち書きたい気持ちが湧き上がらず、止めました。

色んな人達の顔が浮かんでは消え、浮かんでは消えていきます。

私が20代前半で出会ったお年寄り達には、明治生まれの人や、大正生まれの人も多かったです。
ところが、私が結婚や子育てのために十数年、仕事から離れ、次に復職した時には、ほとんどが昭和生まれの人達になっていました。
高齢者の年代が、完全に入れ替わっていたのです。
また、そのプランクの間に、介護保険制度が導入されており、介護現場の社会状況もいろいろ変化していました。

私は自分が始めの頃に出会った明治、大正生まれの人々と、復職後に出会った昭和生まれの高齢者とのギャップに、少なからず戸惑ったことをよく覚えています。

明治生まれの人々の慎ましさや忍耐強さ、また謙虚さには、若い私はずいぶん助けられていました。 

大正生まれの男性の一人は、すでに認知症の症状が見られましたが、昭和天皇崩御の知らせを告げると涙をポロポロ流しました。戦争の傷痕が、まだリアルにそこに存在していたのです。

片足に障害があった大正生まれのお婆さんは、「ご苦労されてこられたんですね…」という私の一言に、一筋の涙をこぼし、自らのポケットから出した小さな飴玉を、黙って私の手に握らせてくれました。

彼らは決して多くを語らなかったが、私達の日常は、こういう名も無き市井の人々の切々とした日々の営みと、涙の上に成り立っているのだということを、私は忘れないでおこうと思う。

終戦記念日が、またやって来る8月に…