GTS Y18~
ご紹介の続きです。
各部意匠の中から、
車体 足回り
のご説明させて頂きます。
エンジンや走り のご説明は
GTS の特長でもあり
存外に長くなったので
次回にさせて頂きました。
前後 12インチ
F 120/70 R 130/70
のホイール・タイヤサイズ。
スタンダードでも
走る曲がる停まるの基本能力は
必要十分に備えております。
ボディサイズに対し
後述の 前後ABS と
小径ゆえの小回りの良さ で、
市街地と常用域の使い勝手が
考慮されております。
また、
サスペンション・ブレーキ共に
150cc では 100km/h
300 (278) cc では 120km/h
の速度域でも
多くの方に及第を頂ける範囲の仕事
をしてくれると存じます。
より早い速度域で走られる方は
タイヤかサスペンションを交換なされ、
ご自身が求められる能力に
近づけた構成でどうぞ。
鉄フレーム と共に連綿と続く
片持ちサスペンション。
通常二本のものを一本にすると、
その剛性は約三倍程度必要だそうで、
相性の良いタイヤの吟味と共に
70年超の歴史で培われた知識と技術が
活きている部分でもあります。
また、前後ABSを備え、
急なブレーキングに対し
挙動を安定に保ちます。
こういった安心感という処は
ベスパがオートマチック化してから
20年近くかけて改善してきた部分
と存じます。
近代的な装備は
スクーターに不慣れなお客様にも
平均速度が高めのお客様にも
有益な部分ではないでしょうか。
放熱目的のサイドスリット意匠も含め、
ヴィンテージベスパの意匠を基に
一体成型されたリア周り。
鉄製は当然とした上で、
直曲線混在で一色が表情を変える陰影
長寿命と発色の綺麗さ 等、
ベスパを外観的に 雀蜂 たらしめる
部分だと存じます。
勿論、大人二名乗車でも
難無く耐える高剛性を備えます。
タンデムステップの構造等、
現行車はその所々に
有機的なデザインが垣間見えます。
走行性能は維持し
無駄に飾り立てず
収納機能も最小限にした
どれにも似ない個性。
ベスパというブランドが
何処を大事にしているのか
よく伝わって頂ける部分と存じます。
次回以降
エンジン、走り
収納・シート、足付き
のご説明をさせて頂きます。
「今のベスパって?」と
思って下さっている方の
目安の一つになりましたら
幸いでございます。
当方もご案内させて頂く前は
ハンドシフトベスパしか
知りませんでしたので、
「進化したなぁ」と実感しております。
色々なベスパがございますが、
その時代毎の作り手の熱は
込められていると信じております。
ここまでお読み下さり
有難うございます。
お客様より頂戴した焼き芋が
色んな処に沁みる夜長でござんす。
ベスパ市川
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