またまた、ウニャ・ラモスのような音色を追求してアルゼンチン式調律のF管を作って欲しい、とのご依頼がありました。
ウニャ・ラモスは大好きです。
49年も昔に聴いた「灰色のひとみ」に影響されケーナ愛好者の道に進んで今日に至るわけです。
でもウニャのステージは結局一度しか行くことが出来なかったのです。
1977年(昭和52年)10月、京都の丸山公園音楽堂(野外)。
フォークバンド、ザ・ナターシャ・セブンなどとのカップリングイベントだったのでそちらのファンが大半で満席状態でした。
ほとんど最後部の席に座っていたのでウニャの姿ははるか遠く小さいものでした。
当然ウニャのケーナがどんな感じの作り方のなっているのかなど分かるわけもなかったのです。
ウニャ・ラモスのケーナの形状などはLPジャケットやビデオ映像などから思考を巡らして私なりに作り込んでいくしかないわけで
そんなので「ウニャ・ラモス仕様」などと言っては天国のウニャに叱られてしまうのは覚悟の上です。
管径はやや細目、肉厚薄目、指穴は小さ目。歌口はVに近く鋭く薄く削ってあるようだ。
このV型の歌口が曲者で、材質の影響もあるだろうけど、V字の歌口は低音部の響きが物足りないのです。
(何本作っても同じ傾向が出るので私の中ではそういう結論に達しています)
低音の響きを改善しようと少し調整していくと気が付けば放物線型の歌口になってしまいます。
どこで妥協するか悩み多き部分。
気が付けば数日間で8本作っていました。
私がこれで良いとおもっても吹き手によって大きく結果が違うのはケーナの世界ではよくある話です。
とりあえず依頼者にこれらを送って選んでもらうことにします。
さてさて、どんな結果になることか。
ウニャ・ラモスは大好きです。
49年も昔に聴いた「灰色のひとみ」に影響されケーナ愛好者の道に進んで今日に至るわけです。
でもウニャのステージは結局一度しか行くことが出来なかったのです。
1977年(昭和52年)10月、京都の丸山公園音楽堂(野外)。
フォークバンド、ザ・ナターシャ・セブンなどとのカップリングイベントだったのでそちらのファンが大半で満席状態でした。
ほとんど最後部の席に座っていたのでウニャの姿ははるか遠く小さいものでした。
当然ウニャのケーナがどんな感じの作り方のなっているのかなど分かるわけもなかったのです。
ウニャ・ラモスのケーナの形状などはLPジャケットやビデオ映像などから思考を巡らして私なりに作り込んでいくしかないわけで
そんなので「ウニャ・ラモス仕様」などと言っては天国のウニャに叱られてしまうのは覚悟の上です。
管径はやや細目、肉厚薄目、指穴は小さ目。歌口はVに近く鋭く薄く削ってあるようだ。
このV型の歌口が曲者で、材質の影響もあるだろうけど、V字の歌口は低音部の響きが物足りないのです。
(何本作っても同じ傾向が出るので私の中ではそういう結論に達しています)
低音の響きを改善しようと少し調整していくと気が付けば放物線型の歌口になってしまいます。
どこで妥協するか悩み多き部分。
気が付けば数日間で8本作っていました。
私がこれで良いとおもっても吹き手によって大きく結果が違うのはケーナの世界ではよくある話です。
とりあえず依頼者にこれらを送って選んでもらうことにします。
さてさて、どんな結果になることか。