ケーナ製作「風工房」のブログ

ケーナ作り49年。日本中のケーナ愛好者にご愛用頂いています。

竹の乾燥作業2

2015年01月18日 21時09分49秒 | ケーナ
写真2

手前は先日取って来たトウチク。節が長いのでケナーチョに最適。
奥の白いのは1カ月前のメダケとホウライチク。

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竹の乾燥作業

2015年01月18日 20時53分33秒 | ケーナ
先日取って来たメダケとトウチクの汚れを洗い落とす作業がようやく終了。
実はこの汚れ落とし作業が一番面倒くさくて、できればやりたくないのだが、
良い材料に仕立てるためには避けて通れない作業なのだ。

綺麗に汚れを落としてから天日乾燥作業に入る。
冬場の乾燥と穏やかな日差しを浴びることによって、数週間で青みが抜けて白っぽい肌になる。
その後少し黄色味を帯びてくるまで、ひたすら紫外線を与える。
天気予報を見ながら出したり入れたり・・・・結構大変です。

<写真1> 先日取って来たメダケ。まだまだ青々としている。


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フラウタ製作中

2015年01月17日 20時12分19秒 | ケーナ
ケーナの仲間とも言える横笛がフラウタ。
フラウタを製作中だけれど、製作はとても難しい。
演奏も難しくて、なかなか安定した綺麗な音が出せないのだ。
縦に構えて吹くケーナに比べて、横笛は息のロスが多くて、
管内をこする風の音がたくさん混じってしまう。
低音域と高音域では唇の使い方が変わるのはケーナと同じだけれど、
高音はフラウタの方が苦しい。

フラウタの調律は難しくて、
ちょっとした息の角度でコロコロ音程が変わる。
どれが本当の音程なのか迷いが出てしまうから・・・・。
竹の材質によってオクターブのバランスもマチマチだし、
何本も作って、結局のところは吹き手に試し吹きしてもらって選んでもらうしかないようだ。


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竹取りの翁

2015年01月11日 22時26分49秒 | ケーナ
竹取りの翁


わが国で一番節間が長い竹と言われているのがこのトウチクという竹。
ケナーチョには最適。
実は自宅からほど近いところにこの竹が密生している場所が有り、
重宝している。

今から綺麗に洗って汚れを落とし、4月まで天日乾燥の毎日。
これだけ青々とした竹が3~4か月後には白い竹に変身する。
その後は火入れしながら水分を抜き、さらに曲がりの矯正という過程を経て
ようやくケーナの材料となる。

このトウチクはメダケに比べるとやや軽くて柔らかい物が多く、
硬めで重量感のある物は大変貴重である。
乾かしてみないと分からないのが難点。

さて、今回のトウチクがケーナに変身するのはいつの日か・・・・



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