心配性反対運動

今日は、あの東日本大震災から1年の記念日であり、先週末からこのニュースばかりである。あの津波の映像や原発の映像を見せられると、何とかしてあげたいと思うのだが、やっぱり自分のことで精いっぱいで、なかなか具体的な援助は出来ず、結局募金などのお金の援助しか出来ない自分がもどかしい。

しかし、このニュースをみていて思うのは、阪神淡路大震災よりも明らかに復興が遅いということである。これは、地震だけでなく津波の被害が大きいこと、原発事故があったこと、政治のリーダーシップがとられていないことが要因として挙げられると思うが、瓦礫の処理スピードが遅いことも要因だろう。

これは、被災地から離れて住んでいる我々にもお手伝い出来ることの一つであると思うが、東海地方の多くの行政が、住民の反対意見を重視して瓦礫の処理を引き受けない。これは、同じ日本人としてどうなんだろうか？
昨年の9月には、日進市の花火大会で、福島の打ち上げ花火の打ち上げが中止されたり、松阪市の市長が瓦礫の受け入れに動き出したら、反対運動している人たちは「子供を殺す気か！！人殺し！！」とののしる電話をしたり、同じ日本人、東海地方の人間として恥ずかしくなる。東海3県の首長が、これらの反対運動家の意見におされて、瓦礫の受け入れに前向きにならないのも、「何が中京都構想だ！！」と言いたくなる。静岡の島田市のように首長がリーダーシップをとって、何とか東日本の復興のスピードを上げて欲しい。

確かに、東京電力、政府の情報処理能力、発進能力は低く、情報の信頼性は低いかもしれない。放射性物質の拡散を可能な限り抑制するのも理想である。ただ、被災地であの瓦礫を処理出来る能力がないのは明らかである。今は、日本全体を防波堤として地球全体に放射性物質を広げないようにすべきではないのか？？だいたい、今の瓦礫の中に入っている放射性物質の種類と量が今後どのように人体に影響を与えるのかわかっていないのに、心配だから反対と考える人が多いのであれば、その心の方が放射線よりも日本を滅ぼす気がする。「放射線アレルギー」でもあるのかと問いたい。だいたい、こういう心配ばかりしている人に限って、その子供が頭を打った時に患者として病院を受診すると、「意識消失もないし、今症状もないのでCTはとる必要はありません。」と言っても「心配だからCTをとって下さい」と言ってくるんだよな・・・・・・。「○○だったらどうするんですか！！」「△△だったら責任をとってくれるんですか！」とヒステリックになる前に、今まで原子力発電を進めてきた自民党に政権を握らせていたのは我々日本国民なのであり、今回の原発事故を予測している人は少なからずいたのに、その情報を事故が起こって始めて流すようなマスコミに迎合していたのも日本国民であったのだから、その国民としての責任をまず全うしてから、原発にしろ瓦礫処理問題にしろ、反対運動をするならして欲しい。

これで、今の憲法だと国の状態を簡単には変えれないから、改憲しようという運動が起こると、今度は、原発に反対していた人が改憲反対運動をするんだよな・・・・・・。社民党や共産党がそうだもんね。

新幹線300系

今週に入り、息子が土曜日の12時38分に名古屋に300系のラッピング列車が通るので写真を撮りたいと言い出した。今週の火曜日から来週の月曜日まで期末試験中だというのに大馬鹿者である。勝手に行ってこいと言いたいところだが、鉄道写真を撮るのにいろいろマナーが悪いヤツが多いという評判は聞いていたので、どうせ撮り損ねるだろうし、付いて行って一緒に写真を撮ってきた。



案の定、誰かが非常停車スイッチを押したらしく、ホームに入ってきてすぐあたりで列車はストップ。対向列車などは1mぐらいスタートしたところで緊急停車していていた。至る所で柵を乗り越えてカメラを構えているので、さらに列車はノロノロ入線してきて、空いている中途半端な位置でカメラを構えていたが、十分写真は撮れた。
それにしても、300系って医者になったばかりの時に走り出した列車で、始めて東京の学会に出席させてもらった時に乗れて喜んだ覚えがあるが、それがもう代替わりで引退なんて、とても不思議な気分である。

帰りはホームで立ち食いきしめんとも思ったが、外に立っていると味噌煮込みが食べたくなったので「吉田きしめん」で私は味噌煮込み、息子は天ぷらきしめんを食べて、高島屋の北海道物産展で娘にお菓子のお土産を購入して家に帰ってきた。

それにしても、息子は試験中なんだよな・・・・・・。暢気なもんである。